まねてみた結果……
後日、実践したという話を聞かせてもらえました。コップの水をおもむろにこぼすと、子どもはびっくりした顔をしていたそうです。子どもも、こぼすという行為自体には抵抗があったことがわかります。そうでなければ、一緒に水をこぼすことを楽しんだはずですから。そして、親が実際にやってみて「これはやっぱり、人の迷惑になるのでよくないよ」という感想を子どもと話されたそうです。その後、コップの水をわざとこぼすということはなくなりました。ものを粗末に扱わなければいけない場合は……
ちょっと変な話かもしれませんが、「ものを粗末に扱う子どもの行動(食べものを投げるなど)をまねる」ときは、そのものに十分感謝して最小限の量ですむように配慮してください。たとえば、食べものを投げる行為をまねて、その食べものがもう食べられなくなってしまったとしたら、「このことで親子に大切な気づきを与えてくれてありがとう」という気持ちをこめて処分するようにしてください。子育てに関する悩みがある方はこちらから、ぜひお願いいたします。「問い合わせの種類」は「その他」にチェックしていただき、「問い合わせ内容」に「相談」と最初に入れてください。なお、すべての相談にお答することができない場合もあるので、ご了承ください。
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