子ども自身が実践することが大切
また、この質問の主語が「私」になっていることも大切な要素。子どもが自分自身に問いかけることがとても重要なのです。もし、「あなたは、今日、誰に何を与えたの?」と親に聞かれたとしたら、何か与えないとダメなのかと思ってしまうかもしれません。与えることの楽しさを身につけることが目的ですから、子どもが自分自身に問いかけるのが効果的です。おすすめは夜寝る前、親子で一緒にこの質問に答えることです。「一生懸命に料理をした」「5分早起きした」「笑顔で話しかけた」など、どんなことでも構いません。楽しく実践したことを話してあげてみてはいかがでしょう。1つだけ注意があるのですが、「与えて楽しかったこと」を話してあげてください。「早起きしたけど、つらかった……」という話では、いい習慣にはつながりません。楽しくなかったことを無理に楽しかったように話す必要はありません。ただ、楽しく実践できたことを話すようにしてください。
人生を向上させるその他の質問
他にも以下のような人生を向上させる質問があります。結局は同じようなことを質問しているのですが、気分を変えるために質問方法を少し変えてみるのも長続きの秘訣です。1、社会に何を与えただろう?
2、どんな形で私は今日、与える人になっていただろう?
3、どのようなやり方で貢献しただろう?
4、新しくつくり出したものは何が以前と違っているだろう?
ぜひことあるごと、自分自身に問いかけてみてください。
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