完璧である必要はない
何も完璧である必要はないと思います。子どものしつけを通して、礼儀作法について少し考えてみる。思うところがあれば少し実践してみる。そういったことが、「教える=教わる」につながっていくのではないでしょうか。徹底しすぎて柔軟性のない生き方も善し悪しかもしれません。また、徹底したからといって、すべてがうまくいくとも限らないからこそ、少し余裕を持ちながら大らかに育てることがいいと思うのです。方法にこだわりすぎない
子育てでも、社員教育でも、スポーツコーチでも正解が1つとはかぎりませんので、私自身は方法を徹底しないことをこころがけています。今回のご質問の「しつけ」の場合、大切なのは礼儀作法が身につくことなので、方法にこだわらないのがいいでしょう。方法にこだわりすぎると、「しつけ」の目的も見失いがちです。徹底するのは、しつけ方ではなく、礼儀作法を身につけてほしいという気持ちだけで充分だと思います。やったことよりやらなかったことを後悔する
人はやったことより、やらなかったことを後悔をします。もし「あのときどうしてもっと夫婦で話し合わなかったんだろう……」と後悔するなら、いま話し合っておくことをおすすめします。コーチングや心理学では「失敗はない。フィードバックがあるだけ」と言われています。なかなか話し合っても、最後は自信満々の夫に押されてしまうということもあるかもしれません。その場合は、子育ての悩みとは別の問題かもしれません。夫婦間で批判せずに意見を言い合える関係を育む必要があるかもしれません。残念ながら、意見を言い合える、お互いに尊重し合える関係を築く特効薬はありません。ですが、意見が食い違っていつまでも合意が得られないというときは、まずは、相手の意見を尊重するのが解決への近道です。
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