子供のしつけ/子供のしつけ関連情報

しつけは厳しく?それともやさしく?

しつけは徹底して厳しくすべきか、それとも徹底しなくてもいいのか?また、夫との意見の食い違いはどう解決すればいいのでしょうか?

執筆者:谷口 賢晋


意見の食い違いと「しつけ」

Q:夫と子育ての方針で意見が食い違います。「厳しくしつけなければいけない」と夫は言うのですが、私自身はすべてを縛り付けてしまう子育てをしたくありません。ただ、本当にすべて厳しく徹底してしつけることがいいのか悪いのか、はっきりとした自信がありません。夫との意見の食い違いをどうしたらいいのか、また、しつけは徹底して厳しくするのがいいのでしょうか?アドバイスお願いします。

子どものしつけ
しつけは方法にこだわらずおおらかにするのが吉
A:まずは、「しつけ」について。「しつけ」をいくつかの辞書で調べてみると、「礼儀作法が身につくように教えること」というほどの意味です。そして、「教える」とはどういうことかというと、私は心理学的に「教える=教わる」ということだと考えています。子どものころを思い出すと、「教えている」「与えてあげている」という気持ちで授業をする教師にあまりいい印象は持たなかったのではないでしょうか?

ちょっと乱暴にいうと、「教えてやってる」という気持ちは同時に「お前には足りないところがある」と言っているようなものです。「どうせ新入社員だから何もわからないだろ」と言われると、新入社員のやる気がなくなるのも否めません。

しつけを通して教わることがある

では、どうすればいいんでしょう?

一番いい方法は、身をもって礼儀作法を実践することです。しかることだけがしつけではありませんので、必ずしもしつけに厳しさは必要ないのではないかと私は思います。これから子どもが楽しい人生を送るために、どんな礼儀作法を身につけているのがいいのか?そんなことを真剣に考えるということも、子どものしつけを通して教わるということにつながります。ちょっと厳しいかもしれませんが、夫婦の意見が食い違ったとき、批判し合わずに話し合うというのも礼儀の1つなのかもしれません。
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