読売広告社の「NEOパパ研究プロジェクト」によれば、オシャレで子煩悩、でも「浮気に積極的」なイマドキ「ちょいモテ男パパ」が出現!「子育て事情」サイトの集計からは、子育て中の妻たちからは9割「NO!」と突きつけられていますが……。
ちょいモテパパ、出現!
2006年3月、読売広告社「NEOパパ研究プロジェクト」は、イマドキの父親の中に「ちょいモテ男パパ」が出現したと報告した。インターネット上でモニターアンケートを実施し、関東一都六県に住む、長子の年齢が4歳以上12歳以下の35-44歳の父親、1032人が対象となった。調査からイマドキの父親を5つのクラスターに分類、結果は以下のように。
クラスター(1) 「らしさ」追求パパ 17%
クラスター(2) 住圧ローンパパ 21%
クラスター(3) 優等生エリートパパ 27%
クラスター(4) ちょいモテ男パパ 9%
クラスター(5) すれ違いファミリーパパ 26%
父親たちを5つのクラスター(同じ価値観や行動傾向を持つグループ)に分類し、「情報感度」と「社会的価値基準の持ち方」の2軸上のチャートで、それぞれの分布状況を示すとこのような結果に… |
それぞれの特徴は上表と数字(読売広告社「NEOパパ研究プロジェクト」より引用)をご覧いただきたい。ほぼ同数(3割弱)を保守的かつ最も年収の高い「優等生エリートパパ」と、ひきこもり傾向の強い「すれ違いファミリーパパ」が占め、持ち家のローンにあえぐ「住圧ローンパパ」、家族最優先の「『らしさ』追求パパ」と続く。
最後に来るのが、数字上は最も小さい「ちょいモテ男パパ」。パパ全体の約1割を占めると報告されているが、この「ちょいモテ男パパ」、なかなかのクセモノなのである。
平均個人年収は774万円(クラスター中2位)。 父親になっても「カッコいい男」を目指し、ファッションへのこだわりが強く、子供にもおしゃれをさせたがる。子供の好きなテレビゲーム、携帯ゲームの本体やソフトの確保に躍起になるなど、子供の「モノ消費」に積極的にお金をかけるが、奥さんも仕事を持っている率が高いため、夫婦で財布は別。そして、「浮気の1つや2つしても構わない」などと言うから、妻たちとしては穏やかでない。
ちょいモテパパはどこにいる?
妻の立場としては、なかなかの「困った君」なちょいモテパパ。こんな人、実際にいるだろうか?ガイド河崎の周囲は、保守的な人が多いためか、ちょっと見当たらない。平均年収帯が、「優等生エリートパパ」(804.6万円)に次ぐ、774.0万円。奥さんも仕事を持っていることが多く、オシャレマインドも高い。ブランド物に執心し、子供の洋服やおもちゃには「我がことのように」お金をかける……。うーん、なんとなく人物像が見えてきた。
奥さんとのDINKS時代に「カッコいいライフスタイル」消費を謳歌し、子どもができたからといって、それを手離したくない、「カッコいいオレ」が大好きなオトコたち。自分といっしょに歩くのだから、子どもにももちろん「オレと同じように」センスの良いファッションを与え、新し物好きゆえに、子どものおもちゃやゲームも一生懸命に流行を追って買い与える。
比較的、自由な業界のオトコたちに多そうだ。でも、業界の特性以上に、個人的な性格に拠る部分はかなり大きいと思われる。「オレ大好き」、だから「カッコいい男」を追求。そして、常にカッコよくあるためには、そのカッコよさのインディケーターである「モテ度」も高めキープ。で、「浮気の1回や2回、仕方ない」。
おいおい、それってあまりに「オレ様」過ぎないですか?