≪INDEX≫
1: よその子にはできるのに・・・P1
2: 育児書は「子どもを比べないで」と言うけれど・・・P1
3: 比較を排除した教育の弊害・・・P2
4: 「機会平等」と「結果平等」の混同・・・P2
5: 子どもには比較すべき場とそうでない場がある・・・P3
6: 正しい比較が子どもを伸ばす・・・P3


よその子にはできるのに……

「あの子にはできるのに、どうしてうちの子はできないの?」と焦ったり、イライラしたりした経験はありませんか?
さあ、今から腹を割って、ホンネの話をしましょう。公園で、幼稚園で、学校で、お稽古で、電車の中で、街ですれ違ったその時にさえも「あの子にはできるのに、どうしてうちの子はできないの?」と焦ったり、イライラしたりした経験はありませんか?

そんな経験は全くない、と言い切れる人は、きっと子育てを達観したベテランママか、あるいはあまり他人に関心のないマイペースママ!?でもごくフツーの人ならば、日々の子育ての中で何かしら自分の子どもとよその子どもを比べ、自分の子どもが「劣っているのではないか」と不安になったりイライラしたりしてしまう時があるはずなのです。

なぜなら、もともと人間は差に敏感な生き物。同じようなものが並んでいれば、脳は当然の働きとして、その違いを見つけてしまうのだとか。そしてその差に良し悪しの「評価」をつけ、自分にとって「良い差」であれば優越感を、「悪い差」であれば劣等感を持つというのが、「社会的生き物」である人間の、ごく自然な心理なのです。

育児書は「子どもを比べないで」と言うけれど

お母さんが、自分の子どもを他の子とつい比べてしまうのは自然。だからこそ、悩んでしまうお母さんもたくさんいます。子どもを愛するあまり、「○○ちゃんにはできるのに」「うちの子が出来ないのはどうして?」「私の育て方がいけないの?」――原因を自分や他の誰かのせいにしてしまい、そのことで鬱々と悩んで、親子関係に限らず、家族や、他の人間関係にも影響を及ぼしてしまいがちです。

そんな悩める「頑張りすぎ」のお母さんたちを戒め、励ますために、育児書や専門家は「子どもを比べてはいけない」と諭します。そうか比べちゃいけないのね、子どものありのままの姿を受け入れてあげなくちゃ、そう思って気持ちがすっと楽になったというお母さんも多いのではないでしょうか。

>>「何でも平等」の弊害>>