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夫として、パパとして、男らしく生きるとは 主夫として生きる、男のあり方(3ページ目)

男性の育児休業取得者は、まだまだ少数派。多忙なパパが多いのが実情ですが、ビジネスマンでありながら育児・家事を分担する「兼業主夫」という生き方もあるのです。

河崎 環

執筆者:河崎 環

子育てガイド


アットホームダディの考える、男らしい生き方

このテーマに僕ならば、「仕事も家事も育児もデキる男がカッコいい!」と答えます。仕事に一筋で、それ以外は不器用…。そんな姿に「男らしさ」を感じる男性は今も昔も多く、僕も以前はそうでした。

しかし現実には、ビジネスマンとしての僕以外に、夫としての僕、そして父親としての僕、余暇を楽しむ僕、ボチボチ健康について考える中年男性としての僕など、日常生活の様々なシーンに『~としての僕』がいて、今の僕はそれら全てに自分らしさを感じていたいと思いながら生活しています。

仕事の他に家事も育児も…。そう考えただけで尻込みしてしまう男性も多いようですが、人には人生の中でそれ以外にも大切な役割がたくさん存在します。仕事が好きだから、仕事が忙しいから、仕事に集中したいから…。それを理由に育児や家事に参加しないなど、仕事以外の『~としての自分』に全力を傾けないというのは例えば、「遊ぶことに夢中になって駄々をこねていた子供の頃の自分」や「たった一つの夢を追い求めてスポーツに汗を流した青春時代の自分」が現在は大人になり、社会的にも男としても、責任のある行動が求められていることに気付いていない、または気付きながらも行動に移したくない甘えのようなものがあるのではないでしょうか?

あなたが仕事が好きならば、思いっきり好きなだけ仕事をすればいいでしょう。でも、「遊びたいのなら、宿題やってから!」と幼い頃に言われた記憶はありませんか…?すでに大人になったあなたに対しては、大切なパートナーでさえもそんな風にダイレクトに言うことはできないでしょう。全ては自分自身で考え、気付き、どのシーンにおいても自分らしく輝いていこうと努力を惜しまないことだと思います。

人は大人になるほどに、成長すればするほどに責任も役割も増え続けていくものです。それは女性であっても男性であっても、実に自然な、至極当たり前のことです。その責任も役割も、全力で全うしてさらに夢中になれる強さを持って生きていけるのであれば、僕はそれこそが「男らしい生き方」だと思います。



「成長すればするほどに増える責任と役割」、「それを全力で全うしてさらに夢中になれる強さ」。主夫という「男の選択」をし、それを継続するハム☆エッグさんの言葉には、おそらくサイトを見るだけでは計り知れない重みがある。そして、彼の言うこの「強さ」の実現こそが、男女問わず仕事と家庭を抱え、二つのバランスを模索する者たちのテーマではないかと気づかされる。

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