女性のうつの原因は?

女性のうつには3つの側面から原因が考えられます。

■【ストレスを感じやすい環境
・能力を超えた仕事についている
・職場や学校、近隣の人間関係が良くない
・常に競争にさらされている
・姑との不和
・夫との不和
・子供が、周囲の子どもと比較して手がかかるタイプである
・子供の受験など、他の家庭との競争
・環境の不一致感(都会⇔田舎、地方の違いなど)
・育児などで、仕事を不本意ながらやめている
・自己実現できていない感覚をもっている
・引越し、新築、子供の行事など大きな出来事を終えた
(⇒バーンアウトした)
・リストラや病気などの夫の危機
(収入や社会的ステイタスが夫と直結している妻に多い)
・周囲と比較されることが多い。公の場で夫婦仲がいいことを強調しなければいけない環境


■【性格的な要因
・まじめで几帳面
・ルールをきちんと守る
・完璧主義
・妥協や手抜きができない
・融通が利かない
・プライドが高い
・人に気を使う
・負けず嫌い



これらの性格的な要因を見ると、むしろ社会ではとても高い評価を得るタイプの人物像のようですね。うつ症状に陥ってしまう人は、実際いい人が多いのです。それに、会社経営者や会社役員、主婦でもとてもしっかりした家庭を築いていらっしゃる方も多いといいます。そのような人が、ストレスにさらされたりすることにより、うつになってしまいます。

■【ホルモンバランスの影響

生理前・更年期・出産後など、女性ホルモンの著しい減退がある時期に発症することが多い。出産後のうつは、実に8~9割の女性が経験する。(男性にも50歳前後に更年期があり、これもいわゆる中高年のうつの引き金と考えられている)


また、現在の研究では、脳内のセロトニンという物質の減少によって、うつ症状が出ると考えられており、セロトニンの少ない器質の人は、遺伝的にうつを発症しやすいということもわかっています。

以上の要因を見ると、現代の生活はうつの発症要因に満ちているとさえ思えてきます。ましてや女性はもともと女性ホルモンの減少を周期的に経験するものですし、子育て・家庭・仕事など多方面の責任を負う子育て世代の女性にうつを抱える人が多いのもうなずけますね。

では、このうつをどうやって治すのでしょうか?専門家の方法は?そして、自分でできることは?

次ページ:どうやって治すの?《カウンセラーにかかる》/なぜカウンセラーが必要なの?