座布団を使ってリビングでの姿勢を正しく
京都の老舗工房で作られているおじゃみ座布団は、もともと大人用しかありませんでした。でも、小さい子どもは床の上で過ごす時間が長いということに気づいた工房の職人たちが、子どもたちのために小さいサイズのおじゃみ座布団を作ったのです。そこには、日本の文化である座布団に詰まっている職人技術やおもてなしの心を、今の子どもたちに伝えたいという思いがありました。椅子に座ることが多くなり、座布団を使う場面が少なくなった現代のライフスタイルに合う、新しい形の座布団が、このおじゃみ座布団。今の時代の生活に合わせて、お手玉の形に変化したのです。どんな風におじゃみ座布団に座ればよいのでしょうか? 実際に使ってみました。
こたつテーブルに身長約110cmの子どもが座ってみると、天板の高さはあごの位置。テーブルにあごを乗せるような体勢になる。字の練習をしようとすると、ドリルの上に顔が乗る状態。姿勢が悪くなり目にとっても最悪 |
おじゃみキッズに座ったところ。顔がテーブルから離れ、字が書きやすくなった。背筋が伸び、正座に近い体勢に |