食事の後は、子どもが自分で後かたづけ
食べ終わったらプレートを自分で持って運ぶ |
洗剤を使って洗ってみる。子どもが手をすべらせても、割って怪我をする心配がない。なめらかな器は水洗いだけでもスッキリと汚れが落ちる |
軽くふきんで拭けばすぐ乾く水はけの良さ。自分が使った食器を自分で拭くのが楽しそう |
もとの竹籠に戻して食器をセット。次に使う時は籠を開ければOK |
忙しいガイド宅では食器洗いはほとんど食洗機まかせ。でもこれでは食器の洗い方が子どもの身につきません。このままではいけないと思ってはいながらも、いざ小さな子どもに食器を洗わせるとなると泡で手を滑らせて怪我をするのではないかと心配でずっとついていなければならず、後片付けであわただしい食後にその時間がなかなか作れないでいるのが現実。でも、竹の食器なら手が滑っても割った破片で怪我をすることはありません。子どもにまかせて使った食器を洗わせます。
夏休みに作った牛乳パック椅子を踏み台にすると、息子の手はちょうどキッチンのシンクの高さに。スポンジで洗剤を泡立てて、食器を洗います。クルクルとなでるとスルリと汚れが落ちる竹の器。子どもの力でも簡単にキレイに汚れを落とせます。1枚ずつ洗い流して水を切り、うつぶせにして重ね……。なにげないひとつひとつの作業が息子にとっては新鮮。目を輝かせて一生懸命に洗っています。
洗い終わった食器をふきんで拭きます。水のキレが良いスベスベの竹の食器は軽く拭くだけで大丈夫。拭いた食器はアイコンを合わせながらプレートに戻していきます。ここで最初に卓膳セットが入っていた竹籠が登場。この竹籠に自分の食器を自分で収納するのです。自分の力で最初から最後まで自分の食事の始末をつける、これは人間という生き物のまさに基礎。日本に受け継がれる美意識。ここまで考えられている卓膳セットの奥深さに、ガイド参りました。
>> 竹を子ども用食器として使う真の理由は