ADFなどの給紙機能やCD/DVDのレーベル印刷機能が便利
EP-902Aの機能的な魅力は「ADF(自動原稿送り装置)」が付属していることと、前面2段給紙の採用、そして自動CD/DVDトレイを内蔵していることだ。ADFは自動的に原稿を読み込んでくれるもので、最大30枚連続でスキャンやコピーを行える。会社の資料や学校のプリントなど、複数枚の原稿を読み取る機会の多い人にはうってつけの機能と言える。スキャナをよく利用する人は、必ずADF搭載モデルを選びたい。
前面2段給紙は、設置の際に便利。A4普通紙とL判写真用紙といったように、2種類の用紙を常にセットしておいて手軽に印刷できる。用紙の補充が楽なだけでなく、背面給紙モデルと違って壁際に寄せて使えるというのも魅力だ。
BDレコーダーなどでハイビジョン放送を録画して楽しんでいる人などに特にお薦めしたいのが、内蔵の自動CD/DVDトレイだ。これまでにもプリンタブルCD/DVDのレーベル印刷に対応するモデルは数多くあったが、エプソンは昨年モデルから自動CD/DVDトレイを内蔵しており、CDやDVD、BDディスクをトレイにセットするだけでレーベル印刷ができるようになった。
従来は専用のトレイを設置する必要があったので若干面倒だったのだが、自動で開閉するようになったため楽になっただけでなく、トレイを紛失する恐れもなくなったのがうれしい。
ほぼ“全部入り”のおすすめハイエンドモデル
有線・無線LAN(IEEE802.11b/g対応)にも対応しているので、ネットワーク接続すれば家庭内LANに接続したどのPCからも印刷やスキャンなどができるようになる。ライバル機のキヤノン「PIXUS MP990」に搭載されている自動両面印刷機能も内蔵していない(オプション対応)くらいで、ほぼ“全部入り”といった印象のハイエンドモデルだ。【関連サイト】
エプソン EP-902A