ベビーカー/ベビーカー関連情報

こんなベビーカーを待っていた! Xplory(3ページ目)

ノルウェーのストッケ社から2004年に販売されたベビーカー「エクスプローリー」は、赤ちゃんを高い座面に乗せてお出かけができ、赤ちゃんは、押してくれるおとなのすぐそばで笑顔でいられます。操作性も抜群!

執筆者:鈴木 宏枝

しょうたろうのエクスプローリー日記

エクスプローリーでお散歩
エクスプローリーでお散歩写真提供:しょうたろうのエクスプローリー日記
東京・自由が丘でエクスプローリーライフを満喫しているしょうたろうくんとそのご家族。しょうたろうくんは2004年3月13日生まれの男の子です。しょうたろうくんお誕生前に購入されたエクスプローリーは、当時はほとんど知る人がいなかったベビーカーでした。お父様のShotaroちちさんも、実物を見ないで、イギリスから取り寄せられたそうです。値の張るお買い物でもあり、とても不安だったそうですが、実際に届いた品を見たときには心配が吹き飛び、使われるほどに、エクスプローリーのよさを実感するようになりました。その魅力を伝えようと開設したブログは、いまや、日本輸入元のScandex社からお礼状が来るほど、エクスプローリー人気に貢献しています。

しょうたろうのエクスプローリー日記はこちら!

shotaroちちさんにココを聞きました

ガイド:
エクスプローリーを見つけたのはいつでしたか?
 
Shotaroちちさん:
妻が数ヶ月後に出産を控えていた頃ですから、2003年末か2004年初頭だったと思います。ネット上でベビーカー情報を探っていたところ、あるデザイン会社のホームページでXploryを偶然見つけたんです。後でわかったのですが、このデザイン会社はストッケ社から依頼を受けてエクスプローリーをデザインした会社だったようです。

ガイド:
エクスプローリーを買う決定的な決め手は何でしたか?
 
Shotaroちちさん:
「コンセプト」とそれを具現化した「デザイン」です。見た目のよい3輪や、友人のおすすめにしようかと思っていたのですが、エクスプローリーに出会い、そのコンセプトを知れば知るほど、他社製品との違いがはっきり見えてきました。エクスプローリーは、奇抜なデザインのベビーカーと受け取られがちですが、地面から遠ざけて輻射熱から赤ちゃんを守ること、また赤ちゃんをなるべくお母さんに近づけるようにすることなどを実現するデザインです。

当時は国内で販売していなかったため、実物を見て判断できない環境でしたが、このコンセプトとデザインをネットで知り、自分の子供はこれに乗せたいと強く思ったことを覚えています。

あとは、祖母が資金援助をしてくれると言ってくれたのもかなり大きいです。(笑)

ガイド:
比較対象なさったベビーカーはありましたか?
 
Shotaroちちさん:
エクスプローリーを知る前は、オランダ人の友達が勧めてくれていたバガブーを調べました。バガブーは既に海外で評価が高かったので、それでも良いかと思っていた時期もあります。でも、エクスプローリーを知ってからは、あまり他と比較していません。

※ちなみにオランダのバガブーはこちら。

ガイド:
エクスプローリーの一番お気に入りの点はどこですか?
 
Shotaroちちさん:
購入前は、やはり、コンセプトとそれに基づいたデザインです。購入後は使い勝手。エクスプローリーは10キロ以上あるのですが、それを完全に忘れるくらい押しやすく、また非常に安定しているんですよ。これは、妻にも好評です。

ガイド:
すばらしいベビーカーというのはよくわかりました。実際にお使いの上で「ここはちょっと……」と思うところはありますか?
 
Shotaroちちさん:
1つはシートの通気性です。夏場は、しょうたろうも、少々暑そうでした。
もう1つは幅の狭い改札だと通れないことです。これについては、バガブーを使っている人も同じことボヤいてましたが。

ガイド:
しょうたろうくんが、はじめてエクスプローリーに乗ったのは、生後何ヶ月ですか?
 
Shotaroちちさん:
生後2ヶ月です。少し乗せるのが早すぎたかもしれません。

※メーカー的には生後6ヶ月以上が対象月齢になっています。ただ、リクライニングがかなり効くので、ユーザーの方は、首がすわれば大丈夫かな、という印象を持ちそうだとも思います。

ガイド:
しょうたろうくんは、エクスプローリーのお出かけのとき、どのように楽しんでいらっしゃいますか? 
 
Shotaroちちさん:
エクスプローリーでランチ
エクスプローリーでランチ写真提供:しょうたろうのエクスプローリー日記
頻繁に乗っていた頃は、よくお母さんと一緒に近所のカフェに行き、エクスプローリーをテーブルにつけてお母さんと同じ目線でお茶するのが好きなようでした。現在ではエクスプローリーにぬいぐるみを乗せて押したりしています。

親としては、これを押しているといろんな人が声をかけてくれて、そこから新しい出会いが生まれたりするのが楽しかったです。面白かったのは、日本の観光に来ているノルウェー人夫妻に話しかけられたときのこと。素晴らしいベビーカーだと褒めてくれたのですが、どこの国の製品ですかと訪ねられて、あなたの国、ノルウェーですよ、と答えたらビックリしていました(笑)。

あと、たまに「これ、自動ですか?」って聞かれることもあります。

※ベビーカーのままカフェに行くと、ちょうどテーブルのへりのあたりが赤ちゃんの目線になります。ベビーカーに乗ったまま、ハイチェアと同じ高さで、一人前にお茶やお食事ができたら、赤ちゃんも楽しいことでしょうね。また、声をかけられる率が高いというのも、うなずけます。ブログでは、祖父母世代の方から「孫に買いたいのだけど、どこでお求めですか?」という声をかけられることが多かった、とか、「今まで見た中で一番素敵」といわれたなどのエピソードをたくさん読むことができます。

ガイド:
ブログでは、お仲間を募っていらっしゃいますが、特に、エクスプローリー仲間でやってみたい企画などはありますか? 

Shotaroちちさん:
実は何かやりたくて募っているわけではないのです。乗り始めた2004年春頃は他に乗っている方がいなくて寂しかったんです。だから日本で使っている方と仲良くなりたかったんです。今となっては50名を超える方が仲間に登録してくださったので、オフラインイベントをやりたいとは思っています。

先日、ブログがきっかけでイギリスの女性と知り合いになりました。この方はベビーカーを使ってエクササイズをする「powerpramming」という体操の提唱者なんだそうで、解説書などを送ってくださってます。たくさんのエクスプローリー・ユーザーで、青空の下、エクササイズも良いかもしれない、なんて思ってます。ちょっと恥ずかしいですね。(笑)

ガイド:
たくさん、有意義なお話を聞かせていただきました。shotaroちちさん、お忙しい中、インタビューにお答えくださって、ありがとうございました。

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