子供の病気/その他の子供に多い病気

救急病院で断られた!でも焦らない方法

子供の「もしも」の時に、頼りになるのが小児科の救急病院。病院にかからないに越したことはありませんが、いざというときのために知っておくと役に立つ、3つのコツをご紹介します。

執筆者:長尾 大志


救急病院に断られた!

夜中突然の喘息発作、どうしますか?
夜中突然の喘息発作、どうしますか? 緊急病院に行って断られたら……
Q:5歳の娘は喘息で近所の小児科医院にかかっています。先日夜中に喘息の発作が起き、発作止めを吸入しても発作が落ち着かなかったので、近所の救急病院にいきました。ところが、「今日は内科の当直なので、診療できません」と断られてしまいました。その後、紹介された別の病院に行って事なきを得ましたが、かかりつけの医院は夜は対応できず、今後どうしたらいいのでしょうか……。教えてください。

A:お答えします。最近は各地で小児科医の不足が問題になっています。そもそも小児科を志す若い医師が減っていることと、勤務医が激務に耐えかねて辞めてしまう、ということなどが理由として挙げられているようです。加えて子供自体が減っていて、病院に小児科医を多く抱えていると財政的に成り立たないなど、他にも多くの理由で病院に勤務する小児科医が減っています。

そのため、特に休日や夜間などに病院に小児科医がいないという事態が多くみられています。小児科医にも当然休日が必要です。多くの小児科医がいる病院ならば、休日や夜間にも交代で1人は病院にいるという体制を作ることができますが、病院に1人だけしか小児科医がいなければ、その医師が休んでいるときには小児科診察はできません。

病院によっては、小児科以外の医師が救急対応をしてくれるところもあるようですが、救急の場合、命に関わることもあることを考えると、やはり経験を積んだ小児科医の診察を受けたいところ。そこでまず、「かかりつけ医」の賢い利用法を考えましょう。

>>「かかりつけ医」の賢い利用法とは?次ページで>>
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