乳児育児/乳児育児関連情報

赤ちゃん・子供の病気 病院へ行く目安とは(2ページ目)

抵抗力の低い子供の体は体調を崩しやすいもの。熱、機嫌、ママの直感を手がかりに、病院に連れて行くかどうかを判断しましょう。病気のときの家庭でのケアもご紹介。

執筆者:松原 美里

くしゃみ・鼻水・咳が続くときは通院を

体調の悪い子ども
たかが鼻水と甘く見てはいけません
鼻水や咳が出ているときは、体を暖かくし、睡眠を多めに取り、体の抵抗力を高めることが大切です。体力が戻ると家庭内のケアで治せることもあります。もしも長引く場合には、その症状がいつからなのかをお医者さんに伝え、指示を仰ぎましょう。

赤ちゃんや小さい子どもは自分で鼻水をかむことができないので、そのままにしておくと中耳炎を引き起こす可能性もあります。心配なときは小児科ではなく耳鼻科へ連れて行き、耳の様子を見てもらったり、鼻水を吸ってもらうと安心ですね。

また、くしゃみ・鼻水が続くときはアレルギー性の鼻炎の可能性も。いつまでも出続けるようであれば、受診し原因を確認しましょう。

食欲がない・嘔吐は異変のサイン

いつもはよく食べる子が、なかなか食事が食べたがらないとき、または食べても嘔吐してしまうとき。乳児の場合はおっぱいやミルクを飲まない場合も要注意です。子どもの体の中で何か異変が起こっている可能性があります。また、嘔吐を繰り返すときも病院へ行き、お医者さんの指示を仰いでください。

下痢・嘔吐のときは脱水症状に注意を

十分な水分補給を
子供の場合は自分から水を欲しがらないことがあります。大人が意識して水分補給させることが大切
普段と比べて便が水っぽかったり、回数が増えるとき、下痢、嘔吐が続く場合には異常が考えられます。脱水症状を防ぐため、水分の補給が第一です。

機嫌が良く食欲が旺盛な場合は水分を摂取することで数日で治るため、通院の必要はありません。一方で機嫌が悪かったり、食欲がなくなったり発熱や嘔吐を伴う場合は、ウイルス感染の恐れがあるため、通院してお医者さんの判断を仰ぎましょう。

脱水症状を起こしてしまったら

おしっこの回数や量が減り、ぐったりし始めたら脱水症状の可能性があるため要注意です。体内の水分がなくなると頭痛やめまいなどの症状が起こり、死に至る危険もあります。異変に気づいたら、すぐに病院へ行きましょう。

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