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赤ちゃんの笑顔の秘密(2ページ目)

うちの子、話しかけても笑いかけても無表情。赤ちゃんって笑うものかと思っていたのに…それでも笑いかけたほうがいいのでしょうか?そんな悩みを一緒に考えて見ましょう。

執筆者:松原 美里

愛らしい笑顔は2ヶ月ごろから

笑顔を覚え始める赤ちゃん
ママの笑顔を見て、学習します
それでは、赤ちゃんの本当の笑顔は、いつどうやって身についていくのでしょうか? じつは、私たちがふだん何気なくしている笑顔を赤ちゃんがするようになるには、ちょっとだけ時間がかかります。

赤ちゃんは人の表情をじっと見つめますね。笑顔の場合、それを脳が情報としてキャッチし、同じような表情を作るように指令を送ることで、赤ちゃんに笑顔が生まれてくるのです。こういった日ごろの地道な笑顔の積み重ねが、赤ちゃんの笑顔につながるのです。

逆に表情の乏しい人に囲まれて育つと、赤ちゃんも表情の乏しいまま成長していくことになります。ネグレクトという無関心型の虐待を受けて育った子どもに表情が乏しいのはこのためです。子どもには罪ははありませんが、笑顔のかわいい子どものほうが愛嬌があるので、結果的にたくさんの人から愛情をかけてもらえ、豊かな体験をすることができます。赤ちゃん期のママの笑顔は、その後の子どもの社会性にも大きな影響を与えるものなのです。

気軽に出来る言葉掛け

子どもは人の笑顔に囲まれてこそ、笑顔を学習します。気軽にできる声掛けの例を挙げてみますね。
  • 「今日はいいお天気だね」
  • 「気持ちがいいね」
  • 「おしっこ出ちゃった?」
  • 「キレイキレイになろうね~」
  • 「あ~、すっきりして気持ち良くなったねぇ」
  • 「どうしたの?」
  • 「おなかすいちゃったの?」
  • 「おっぱい飲もうね~」
  • 「じょうずにゲップが出たね」
  • 「いい子だね~」

いろいろなものを指差しして「あれは○○だよ」と教えてあげるのもいいですね。

声掛けは日常の中のちょっとしたことにヒントがたくさんあります。こうしたやりとりをきっかけにして、ママの優しい笑顔を赤ちゃんにたくさん見せてあげることが、赤ちゃんの笑顔の源になります。ぜひたくさん笑いかけてあげてくださいね。



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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※乳幼児の発育には個人差があります。記事内容は全ての乳幼児への有効性を保証するものではありません。気になる徴候が見られる場合は、自己判断せず、必ず医療機関に相談してください。

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