そもそも、公園遊びはいつから?
公園遊びの開始の時期は、赤ちゃんが外に出られるようになった頃から。言葉は交わせなくても、お母さん同士の「あらー、かわいいですね」なんてやり取りを肌で感じたり、子ども同士が視線のやり取りを交わすことで社会性を育むことにつながります。公園遊びで重要なのは、社会性を育むため、「どんな声かけをしたらいいのか?」「ママ自身が子どもにどんな後ろ姿を見せたらいいのか?」ということです。家庭の中での愛着関係と平行し、いろんな親子と一緒に楽しみながら育ち合えるのが公園という場。お互いに気配りし、気持ちよくいられることが必要とされます。
公園でママの関わり方のポイント
トラブルが起きても、根気強く一つ一つ対応を |
子どもは「あのおもちゃ使いたい!」という一心の衝動で無意識におもちゃを手にしてしまい、それが相手にとっては「取られた!」ということになり、険悪な雰囲気に。ママから「あのおもちゃ使いたかったんだね。でもあれはあのお友達のだから、勝手に使うとびっくりしちゃうよ。『貸して』って、聞いてみようか?」と働きかけてみてください。おもちゃを通し、お子さんとお友達との気持の橋渡しをしてあげましょう。
■ブランコを譲ろうとしない子への対応……
「たくさん乗りたいんだよね?」と話しかけ本人の気持を受け止めたうえで、「でもね、あの子(ブランコを待っている子ども)もブランコが大好きなんだ。気持わかるよね? ずっと待ってるから、そろそろ交代してほしいんだけど、どうかな?」と、しっかりと目を見て伝えましょう。何度か繰り返すうちに、子ども自身も「そうだよな……」という気持ちに変わっていきます。
■よその子に自分(ママ)を独占されそうになったら……
よそのお母さんへの憧れがあるのかもしれません(隣の芝生は青く見えるということです)。そういった場合は受け止めつつも、さりげなく遊びの中に自分の子どもが入れるように促してあげましょう。それでもどうしてもあなたを引っ張りまわしたりするようなら、「私は○○ちゃんのお母さんである」という意味の線引きとして、「出来ること」と「出来ないこと」をやさしく伝えましょう。言葉で伝えることで子どもが納得しやすくなります。
■お母さん同士の交流はどうしたら……
まずは笑顔で、しっかりと目線を合わせて「こんにちは」と挨拶をしましょう。それによって、「私はあなたの敵ではありません。この場を共有させてくださいね」というサインを送ることになります。また、人と目線を合わせて挨拶する後姿を子どもに見せることは、「挨拶をしなさい!」と無理に教えることより、よほど効果的な指導になります。ママが笑顔で挨拶をする後姿を、子どもは何気なく見ているものなのです。
以上、関わり方で「こういう場合はどうしたらいい」など他に不明点があれば、互いに気持ちよくあるために何に留意すればいいかを考えてみましょう。自分が公園に行ったとき、どうあれば気持ちよくあれるか、それを考えれば、対処法もおのずと確定してくると思います。
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