青山Aoに古きよき王道ものづくりの店
デニムへの愛が満ちた空間 |
青山の新しいランドマークに新店舗がオープンしようかという大事な時に、藍布屋代表の眞鍋寿男さんが、わざわざ私たちの会社を訪ねてくださいました。JAPAN BLUEにふさわしい特別な藍染め素材としてのTシャツを求めていらっしゃるとのことでした。
初めてお会いする眞鍋さんのまなざしと言葉からは、まさに日本でこそ創りえるものを追究してきた人ならではの、強靭な意志と大きな夢が感じられたのです。そして、何より感銘を受けたのは、眞鍋さんの爪に、長年の仕事の証とも言える「藍色の縁取り」があったことでした。
そんなデニス職人の鑑ともいうべき人たちが、いったいどんなお店を作ったのか。私は矢も盾もたまらず、青山Aoに足を運びました。
そこで目にしたのは、これまで見たどんなお店とも似ていない、藍と手織りの静かで深い世界でした。
藍色にもこれだけの種類と名前がある
いくつ名前を知っていますか? |
RAMPUYAの一角には、藍染めの生地見本が額に入って飾られていました。そこには、藍白、水練、瓶覗きから、留紺、搗返し、濃紺に至るまで、藍色の濃淡の色調が、美しい名前つきで紹介されていたのです。
この表と色合いに見とれながら、デニムだからといって、単純にインディゴ、ネービー、ブラックなどと片付けてしまうのは、あまりにもったいない気がいたしました。
さらに、絞りなどの昔ながらの藍染めの技法を駆使すれば、その中間に無限の藍色を楽しむことができるのです。
着込んで洗い込んで生まれる自分の色
時と共に色の変遷を楽しむ |
桃太郎ジーンズのオンラインショップには、色落ちのサンプルがありました。サンプルと言っても、愛用するお客様から提供された写真です。
同じジーンズでも履き方、歩き方、洗い方、期間などで、時とともに個性が現われることがわかります。まさにジーンズは、丹精こめて作った職人と、それを愛用する人と共同で、世界に一本しかない色合いと風合いを生み出していくことがわかります。
さらに、その色合い、風合いは、一瞬しか持続しません。次に洗った時には、また別の表情を見せるからです。
長く愛用しながら、一期一会の楽しみを味わう感覚こそ、逸品を着こなす最高の楽しみです。そんな人に愛用されれば、心を込めて作られたジーンズとしても本望でしょう。
いつでもどこでも誰でも買える、どこの誰が作ったかもわからない格安の量販品を使い捨てしていては、味わえない喜びがそこにあるのです。
作り手の顔が見え、愛用する人の顔が見えて、生涯の絆が結ばれるような相思相愛の製品。これこそが、日本でこそ創りえる心の通った製品とは言えないでしょうか。
本店で手に入れた桃太郎ジーンズを愛でながら、そう感じたのです。
【関連リンク】
・All Aboutスタイルストア
・藍布屋
・桃太郎ジーンズ直営オンラインショップはこちら
【問い合わせ先】
桃太郎ジーンズ渋谷店
住所:東京都渋谷区神宮前6-19-16
TEL:03-5778-4333
営業時間:11:00~20:00
休日:水曜
※その他のショップ情報は公式サイトをご参照ください。
※All Aboutスタイルストアでも取り扱っています。桃太郎ジーンズを製造する藍布屋・真鍋社長のブログとあわせて是非ご覧ください。
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