デジタルズームは使うべき機能ではないのか?

デジタルズームの画質はよくはない。では、デジタルズームは一切使うべきではないのか、あるいはデジタルズーム搭載機は買うべきではないのか? という疑問が残る。デジタルズームが搭載されている機種は少なくない。それなのに、その機能を使うべきではないのか?

画像のクリアさはたしかに光学ズームに分がある……というより、デジタルズームは問題外ですらある。

が、しかしである。こちらの作例も見ていただこう。

光学ズーム

光学ズーム


光学ズーム+デジタル4倍ズーム相当

光学ズーム+デジタル4倍ズーム相当


これも先ほどの作例と同じく左がオリジナルデータから400x300ピクセルに縮小したもので、右が中4倍に引き伸ばしてから中央をトリミングして400x300ピクセルに縮小したものだ。

オリジナルデータは筆者の所持するデジタルカメラの望遠端で撮影したものだ。しかし、望遠端でこれ以上は近寄れないにもかかわらず、巣箱が思いのほか遠くにあったためにこういった写真になってしまったわけだ。

どちらがいい写真に見えるだろうか? 左の写真は焦点のぼんやりした、つまらない写真となってしまっている。それにくらべ、右の写真は画としてのクオリティはかなり低い。ノイズもそこかしこに出ている。

しかし、意図がはっきりしている写真となっている。中央のカルガモの雛が首を伸ばして巣代わりの木箱に入ろうとしてるライブ感がよりよく伝わってくるはずだ。こういう場面で、デジタルズームがあるのであれば有効に使うべきである。

それに加え、こちらの作例は元の画像から縮小を施している。縮小することによって、ノイズや色の悪さもかなり解消が可能なのが見て分かるだろう(バラの画像でも全体を縮小したものではさほど違いが目立たなかったように)。

ブログのエントリに掲載する画像であれば、デジタルズームも積極的にあるていどは使ったほうがいいということだ。


ないよりはあったほうがいい!

デジタルズームを使わずに、作例のようにレタッチソフトでトリミングすることで対応してしまうというのもひとつの手ではある。しかし、手間が1ステップあるかないかは非常に大きい違いだ。

さらに1枚だけの画像を撮るのであればともかく、何十枚と撮影することを考えるとデジタルズームで最初から撮っておいたほうが無難であるといえるのだ。

結論としては、光学ズームに比べ、デジタルズームは画質面で明らかに劣っている。しかし、ないよりははるかにマシというのもまた事実なのだ。

デジタルズームしか搭載されていない機種では被写体に歩いて近づけるのであれば、デジタルズームを使わずに自分から近づこう。しかし、なんらかの理由で被写体に近づけないのであれば、デジタルズームを積極的に活用するという使いかたがベストであろう。


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