ゾウに揺られて歩く楽しさと切なさ
水たまりに入る時がコワい |
サファリと言いつつも、そこは荒涼とした湿地帯で、狭い敷地の境界線には、ところどころ住宅地も見え隠れします。寂しげな景色....。さらに、ガイドの持つムチがわりの尖った鈎状の棒と、そのためできたであろう傷だらけのゾウの額を見て、胸が締めつけられたのです。
自分がこのゾウだったら、どんな気持ちなのだろうと.....。
その時、私の耳に聞こえてきたのは、キングクリムゾンの名曲エレファントトーク。エイドリアン・ブリューのギターが奏でる悲しげなゾウの雄叫びでした。
WE SAVE ELEPHANT
それでもゾウを助けている |
それは、WE SAVE ELEPHANTと書かれたアイランドサファリの公式Tシャツでした。そうか、それでも、ここにいるゾウはまだ幸せ....なのでしょうか? もしこの場所にいなければ、もっと過酷な現実が、ゾウたちに前に立ちはだかるのでしょうか?
その、一見すると軽く、実は重い意味を感じるメッセージ。さらに、袖口にさえプリントをおごったデザインに惹かれて、気がつけば、このTシャツを買い求めていました。
このTシャツを着るたびに、きっと、あの優雅な乗り心地と、今日もあの場所で誰かを乗せて歩いているゾウの境遇を思い出すことでしょう。
タイのシルク王ジムトンプソンもゾウ柄が好き
シルクのゾウ柄トランクスも買い |
かつてシンガポールで買い求めたゾウがタテヨコに並ぶTシャツは、私が知る中でも指折りの愛らしいTシャツでした。どこか、大好きな星の王子さまに出てくるウワバミに飲み込まれたゾウを思い出すのです。実は、そのTシャツも未だにロングセラーとして販売されていて嬉しくなりました。(このデザインでシルクの大人用があれば、欲しいのですが....。)
その名作にかわるTシャツはと探したのが、このTシャツ。どちらかといえば、キモカワいいデザインですが、古代遺跡に書かれていそうで惹かれます。
しかし、真新しいバンコクの巨大免税店でも、新空港の免税店でも、ジムトンプソンの商品がそこかしこに並んでいるのには驚きました。
▼Phuket Fanta Sea
http://www.phuket-fantasea.com/
▼Island Safari
http://www.islandsafaritour.com/
▼Jim Thompson
http://www.jimthompson.com/