日本にダウンを広めた老舗モンクレール
なつかしい!鶏とトリコロールのシンボルが今あたらしい |
モンクレールは、1952年に、フランス・グルノーブル郊外Monestier de Clermentで生まれた最高級のダウンウエアブランドで、以来、ヨーロッパのセレブたちにも愛され続けているブランドです。誰もが、一度見たら忘れないトリコロールの鶏に惹かれて、お店に急いだものです。
ところが、今、また密かにモンクレールのブームが巻き起こっているのをご存知でしょうか?
先日、青山のスキーショップジロー本店を訪ねた時に、その一階には、モンクレールのダウンジャケットがずらっと並んでいて驚きました。ただしそれは若かりし頃流行った、あの赤や青の原色ダウンではありません。
そこに並んでいるのは、まさに伊達な大人が着こなすのにふさわしい、黒を中心としたロングコートなのでした。
公式WEBサイトでダウンを超えたダウンを見る
大人がまとうためのおしゃれなダウンジャケットがwebに並ぶ |
まず、商品ページでさっそく登場するのは、真っ白なダウンジャケットとダウンコートを横から捕らえたシルエット。それもフードには本物のファーがあしらわれているものもあります。
商品ラインナップを見てみますと、昔ながら原色使いのスポーティなダウンジャケットはほとんどありません。モノトーンやカーキの落ち着いた色使いで、これなら大人が着ていても大丈夫でしょう。
クリスマスイヴの日も、お堀を見下ろすスターバックスで待ち合わせをしていたら、素敵な大人の黒いダウンコートカップルを2組も見かけました。共に40前後の国際結婚カップルでしたが颯爽としていたのです。
ダウンコートの醍醐味は、ロングコートでありながら、着ているのも忘れる軽さ、やさしく包み込まれるような柔らかさ、やさしく拡がるあたたかさがあることです。
しかし本当の醍醐味はそれだけではありません。着る服を選ばないところです。フォーマルなジャケットの上に着ても素敵ですし、もちろんTシャツの上に着ても素敵でしょう。ダウンコートの下に何を着ているのだろうと想像力を抱かせる力があるのです。
またどんなワークスタイル、ライフスタイルをしている人かも連想したくなるのが不思議です。
ネットでは高額なモンクレールほど売り切れ
10万円以上の高級ダウンに人気が集まる |
もちろん、高級輸入ブランド品それも繊細なダウンジャケットについては、品質保証やメインテナンスの点からも、正規代理店の商品を購入するのがお勧めですが...試しに楽天市場でモンクレール商品を価格が高い順に並べてみてください。20万円を超える高額品から順番に在庫切れになっていることがわかって驚くでしょう。
もちろん、ニュースで喧伝されるように、景気が良くなってきた、株価や地価が上がったこともありますでしょう。しかし、こうした一生モノの愛用品で、しかも素材や製造の品質と、価格とが連動する逸品については、しっかりお金を払おうという機運も生まれているだと思います。
私のイチオシは黒のロングコートSIROLO
いなせな大人が着ればフォーマルでもカジュアルでも合いそう |
カーキとブラックの2色がありますが、やはり黒でしょう。
税込178,500円の価値は、そのピュアダウンや仕立ての良さだけにあるの訳ではありません。ダウンコートの動きづらさを考えた優しいシルエットと、野性的なフードやディティールとの美しい融合が好いのです。
そして何より、その希少性がうれしいでしょう。モンクレールの公式WEBサイトには、商品別の取扱い店が明記されていて、とても親切なのですが....この商品は、東京ではESTINATIONとBEAMS HOUSE、大阪ではEARL JEAN心斎橋店など、全国5店舗でしか取扱いがありません。もちろん今のところネットで検索しても見当たりません。
肌ざわりの良い上質なTシャツの上に、上質なダウンコートを纏うたびに生まれる特別な快感を知る人は、まだ多くはないでしょう。その快感を新たに味わいたい人なら、あえて最上級の希少なダウンコートを、一生モノを求めてはいかがでしょう。
▼モンクレール公式WEBサイト
http://www.moncler.jp/