ステーショナリー・文房具/ステーショナリー関連情報

進化を遂げた2穴パンチ「アリシス」(3ページ目)

約120年ぶりに進化を遂げた小型2穴パンチ、カール事務器の「アリシス」。従来品よりもおよそ半分の力でパンチできるようになっているという、その機構そして使い心地を紹介します。

土橋 正

執筆者:土橋 正

ステーショナリーガイド


かゆいところに手が届く細かな配慮

パンチは、いつのまにやらこんなに進化していたのか、と思ってしまった点もあった。

それは、「フルフラットゲージ」というもの。この「ゲージ」とは、A4やB4の用紙の大きさに応じて、センター合わせをしやすくするもの。「アリシス」では、この「ゲージ」がより使いやすくなっている。

カール事務器 2穴パンチ アリシス
用紙のセンター合わせに欠かせないゲージ。
「アリシス」ではボタンを押すと、用紙のガードが飛びだす。

向かって左側にそのゲージを取り出すパーツがある。それをつまみ、そして引き出すと、ゲージが出てくるのだが、その出方がこれまでと違う。ゲージの根元を見てみると、まるでキャタピラのようになっている。

カール事務器 2穴パンチ アリシス
ゲージを伸ばしてもフラットになって用紙がたわまない。

これまでのゲージをこのように引っ張り出すと、引っ張り出した分だけその根元には溝が出来てしまうが、これはキャタピラのようなものが出てきてフラットが保たれる。ゲージの先端はパンチと同じ高さになっているので、それもあいまって完全にフラットになる。

カール事務器 2穴パンチ アリシス
まるでキャタピラのようなつくりのゲージ。

ゲージの目盛りもA4縦位置、横位置、B5など単に文字の表記だけでなく、小さなイラストになっていて、紙のどの位置に穴ができるのか瞬時にわかる。これは視覚的にとてもわかりやすい。

  • 前のページへ
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 次のページへ

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます