男のこだわりグッズ/デジタルグッズ・便利グッズ

カジュアルなLEDライトが変える作業環境

コンパクトで機動性に富み、狭い机の上でも使えて、LEDライトだから発熱も少なく、ちらつきもない、しかも、見事にデザインされたデスクライトがあります。それは作業環境そのものを変えてくれます。

納富 廉邦

執筆者:納富 廉邦

男のこだわりグッズガイド

LEDライトが身近な照明になる日

スワン電器「LEDIC EXARM MONO」10,500円(税込)

デスクライトなどの作業用照明において、LEDライトの優位は明らかです。例えばガイド納富とその家族の場合、LEDのデスクライトに変えたら、蛍光灯と比べて、ちらつかないせいか、楽に長時間の作業が行えるようになりました。また、放熱が少ないため、光源に近づいても熱くないし、色温度が高いため、モノの色もとても自然に見えます。パソコンのモニターも、くっきりと見ることが出来ます。

背面はこんな感じ。色は、写真の黒、赤の他、白、ピンク、グリーンがある

しかも、電球の寿命は長いし、消費電力は少ないしと、白熱電球や蛍光灯に比べて、良いことづくめのLEDライトなのですが、欠点が無いわけではありません。それは、高価なこと、また、製品が少ないため選択肢が狭いことです。もっとも、使いやすくデザインが良いデスクライトは、どれも高価ではあるのですが、沢山の種類があるため、高価なものから安価なものまで、幅広い選択肢の中から自分にあったものを選ぶことが出来ます。LEDライトには、そこまでの選択肢は無いのです。そして、どれもまだ高価なので、中々買い難いものです。

そんなLEDデスクライトに、もしかするとスタンダードになり得る製品が登場しました。ハロゲン燈50Wクラスの電球の明るさを持ち、デザインも中々優秀で、コンパクトで扱いやすい、それでいて価格は税込で10,500円という、スワン電器の「LEDIC EXARM MONO(レディックエグザーム・モノ)」です。

シンプルで置場を選ばないデザインもLEDが可能にした

電源スイッチのみと機能はシンプル。スイッチの形状、スイッチ周りのシェイプがキレイ

ここまでスッキリしたデザインだと、本当に置場を選びません。ここまでのシンプルさが実現したのも、光源が小さなLEDだからこそでしょう。電球や蛍光灯だと、光源部分が大きくなるため、それに応じて傘も大きくなり、結果、頭のサイズを支えるだけの台の大きさ、重さが必要になってしまいます。また、光源が熱を発するため、あまり光源と作業する場を近づけられません。そのためアームも一定以上の長さになってしまいます。

光源は白色LEDが一個。6.7Wで50Wの白熱電球相当の明るさ

この「LEDIC EXARM MONO」(以下「MONO」)だと、光源の小ささ、薄さが、全体を小さく、軽くすることを可能にしています。そのため、どこにでも持ち運んで、好きな場所を照らすことが出来ます。もちろん電源は必要ですが、なんと、この小さなボディにACアダプターも内蔵しているので、電源周りもシンプルでコンパクト。機能としては、単に、電源をオンオフするだけで、光量の調整も出来ませんが、デスクライトや作業用の補助照明として考えれば、それで十分です。

読書や作業がしやすい、LEDの光の清潔さ

1燈だが照す範囲が広く、明るさも十分すぎるほど

これは、他のLED照明機器でも同じなのですが(ガイド納富は、普段、前にガイド記事でも紹介したバルミューダデザインのLEDデスクライト「airline」を愛用しています)、LEDの光は、本当に目が疲れ難いのです。それは、ちらつかないせいだけでなく、光がとても白く、光量が安定しているからだと思われます。この「MONO」も、コンパクトながら、その光量は十分過ぎるほどの明るさです。また、アームが短いせいで、手元を照らすことになるので、キーボードやノートの紙面を、均等に明るく照らしてくれて、作業がとてもはかどります。

色温度が高いので、ブログなどに掲載する小物の撮影にも重宝します。白がキレイに白く見えるので、ホワイトバランスの調整が楽だし、撮った写真の発色もキレイです。発熱量も本当に少なく、冬場は、もう少し熱を持ってもいいのに、と思ってしまうほどです。

設置面積の小ささが使用範囲を広げてくれる

設置面積は文庫本の半分程度。散らかった机の上にも置ける。

さらに、この「MONO」に感心したのは、その設置面積の小ささです。普通、照明器具は、それがかなりコンパクトなものでも、電球や蛍光灯を支える関係で、どうしても設置部分は大きく重くなっています。それが、この「MONO」では、文庫本の半分くらいのスペースさえあれば、そこに設置できてしまうのです。ガイド納富の、もうどうしようもないほどに散らかったデスクの上でも、ポンと置いて、利用することが出来ました。これは、デスクライトとして、相当画期的なことだと思うのです。

本体も軽い(約560g)から、電源さえあれば、どこにでも持って行って、そこを作業机にしてしまうことが出来ます。光源部分をトレーシングペーパーで覆えば、簡易写真用照明にすることも出来ます。設置面積が小さく、置場を選ばないというだけで、従来のデスクライトでは考えもしなかった用途が広がります。しかも、LEDライトとしては画期的な安価で。

ガイド納富の「こだわりチェック」


よく見ると、表面の仕上げもとてもキレイです。色も、黒、白、赤、緑(薄いグリーングレーのような感じ)、ピンクの五色から選ぶことが出来ます。デザインも、飛び抜けた何かがあるわけではありませんが、見飽きず、生活の中に溶け込む、良いデザインだと思います。消費電力は6.7W、光源の寿命は約5万時間。経済的で電球交換の手間もいりません。

「MONO」の登場で、ようやくLEDデスクライトが一つのジャンルとして成立し始めるのかも知れません。地味なようで、実は凄まじくエポックメイキングな製品なのではないかと、ガイド納富は考えています。そんな将来はともかくとしても、読書灯から作業用の手元を照らす照明、キーボードやノート面を照らす照明、といったあたりなら、この「MONO」は相当な実力を発揮します。

<関連リンク>

スワン電器の「LEDIC EXARM MONO」の購入はアシストオンで
(ネットでの扱いが始まり次第、商品にリンクを貼ります。店頭では購入可能です)

スワン電器のホームページはこちら

バルミューダデザインのLEDデスクライト「airline」のガイド記事はこちら
バルミューダデザインのLEDデスクライト「Highwire」のガイド記事はこちら

ガイド納富が書いた、デザイン性に優れた照明機器のレビューはこちら

※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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