男のこだわりグッズ/手帳・ノート

クオバディス ビジネス用手帳カバー限定デザイン4種

スタイルストア限定のデザイナー競作のクオバディスカバーから、文庫サイズのビジネス用カバー4種を、使い比べてみました。取り上げたブランドはcyproduct、m+、KAKURA、COTONA。どれも良い革です。

納富 廉邦

執筆者:納富 廉邦

男のこだわりグッズガイド

機能性だけじゃない、手帳カバーを使いたい理由

手帳カバーはルックスや触り心地が重要

手帳カバーはルックスや触り心地が重要

手帳カバーというのは、多分、本来は不要なのかも知れません。大体の市販の手帳には既にカバーが付いているし、それでなくても、手帳を使っている時にカバーがなければならない、というシチュエーションはあまり思いつきません。せいぜい、ペンホルダーが欲しいとか、ポケットが欲しいといった程度で、それも必須というわけではないような気がします。

毎年きちんと手帳カバーを買って使っているガイド納富でも思うことですが、特に普段、別途手帳カバーを買おうと思ったことがない方は、手帳カバーの存在意義すら不明ではないかと思います。ただ実際に使っている立場から言わせていただくと、手帳カバーを使う理由の多くは、利便性とか必要性よりも、毎日持ち歩く手帳だから、好みのルックスや手触りのものを使いたいから、という理由ではないかと思うのです。

毎日持ち歩く手帳はお気に入りのものがいいから、という理由に加えて、手帳と一緒に持ち歩きたいものが収納出来れば、それに越したことはないというのが、手帳カバーの機能に対する期待。スタイルストア恒例のクオバディス用カバーのデザイナー競作、今年分の作品を見ていたら、そのあたりを分かっている作り手のセンスを感じました。中でもガイド納富が気に入った4点を紹介します。

【クオバディス 手帳カバー4選】
  • cyproduct『クオバディスカバー ビジネス』
  • エムピウ『クオバディスカバー CORDOVANビジネス』
  • KAKURA『クオバディスカバー ビジネス』
  • COTONA『クオバディスカバー ビジネス』
 

手帳の相棒としての機能とデザイン
cyproduct『クオバディスカバー ビジネス』

■無駄のないデザインと機能性のある手帳カバー
cyproduct『クオバディスカバー  ビジネス』11,200円(税込) 色は写真のダークブラウンの他にライトブラウン、インクブルー、アクアブルーがある

cyproduct『クオバディスカバー  ビジネス』11,200円(税込) 色は写真のダークブラウンの他にライトブラウン、インクブルー、アクアブルーがある

cyproductのクオバディス・ビジネス、及びビジネス・プレステージ用のカバーは、何と言うか、とても手帳カバーらしい手帳カバーです。かといって、こういう手帳カバーが他にあるかというと、全然そんなことはなく、つまりこの手帳カバーは、そのデザインと機能が過不足無く手帳と共にあることが一番似あう、そんな風に作られています。
 
cyproduct『クオバディスカバー  ビジネス』11,200円(税込) 複数のペンを挿すことも出来るポケット

cyproduct『クオバディスカバー  ビジネス』11,200円(税込) 複数のペンを挿すことも出来るポケット

機能としては、表紙から裏表紙まで、ぐるりと覆う形で用意されたポケットだけです。他は、手帳本体を差込む部分がサイドポケットとして使える以外、ペン差しやカードホルダーなどの用意もありません。だから全体にはとてもシンプルですが、表紙のポケットやサイドポケットに開けられた穴がデザインのアクセントになり、革の質が高いこともあって、とても良いムードです。

■使うとわかる穴付きポケットの便利さ
cyproduct『クオバディスカバー  ビジネス』11,200円(税込) 表紙から裏表紙にかけて用意されたポケットは、ハガキが入るサイズ

cyproduct『クオバディスカバー  ビジネス』11,200円(税込) 表紙から裏表紙にかけて用意されたポケットは、ハガキが入るサイズ

機能がシンプルと言いましたが、実際に使って見ると、この表紙から裏表紙にかけてのポケットの便利さに感動します。サイズ的にはちょうどハガキが入るので、案内ハガキなどを入れておくことが出来ます。また、ペン差しとしても使えるし、カード入れとしても使えます。表にはペン、裏にはハガキなんて使い方も可能です。
 
cyproduct『クオバディスカバー  ビジネス』11,200円(税込) サイドポケットにも穴が開けられていて、挿し込んだカードなどが見えるようになっている

cyproduct『クオバディスカバー  ビジネス』11,200円(税込) サイドポケットにも穴が開けられていて、挿し込んだカードなどが見えるようになっている

内側のサイドポケットにも穴が開いているので、カード類を差込んだ時に、何のカードが入っているかが一目瞭然。これが使いやすいのです。表紙側のポケットに穴は、ペンを差す時のクリップの留めにもなりますし、そこにキーホルダーを通して、キーケース的な使い方も出来ます。何を入れるためのものか決まっているわけではなく、手帳と一緒に持ち歩きたいものなら何でも入るという設計だから、手帳という非常に個人的なツールとの相性がよいのでしょう。
 
cyproduct『クオバディスカバー  ビジネス』11,200円(税込) ほぼ日手帳を入れたところ。ギリギリ入るといった感じ。クオバディスの『プレーン』なら余裕で収納

cyproduct『クオバディスカバー  ビジネス』11,200円(税込) ほぼ日手帳を入れたところ。ギリギリ入るといった感じ。クオバディスの『プレーン』なら余裕で収納

同じデザインの『エグゼクティブ』及び『エグゼクティブ・プレステージ』用のカバーもありますが、個人的には、このデザインは文庫サイズである『ビジネス』に、より似合っていると思います。文庫本のカバーとして、また、サイズ的にはかなりギリギリながら、『ほぼ日手帳』のカバーとして、さらにガイド納富が現在使っているような、クオバディス『プレーン』とメモ帳などをまとめて管理するカバーとして、などなど、色んな形で使えて、どの使い方でも、まるで最初からそれを想定していたように自然に見えるのです。良く出来たカバーです、本当に。
 
次は、エムピウさんのコードバンを使ったクオバディス用カバーと、KAKURAさんのナチュラルな一枚革のクオバディスカバーを紹介します。

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