3/3 この秋、気に入って使っている小物特集 [男のこだわりグッズ] All About

iPod Classic用のケースに思わぬ機能が
バード電子「FADO for iPod Classic」

バード電子「FADO for iPod Classic」5,980円（税込）

ガイド納富は、その容量の大きさ故に、iPod Classic（120GB）を愛用しています。しかし、このClassic、本来iPodの正統のはずなのですが、nanoやiPhoneに押されて、専用ケースなどのオプションに、イマイチ気合いが入った製品が登場しません。シリコンカバーさえあればいいだろう的なムードさえ感じられます。そういう時は、元々信頼性が高いブランドを選べば間違いないだろうということで、ガイド納富はバード電子製のケース「FADO for iPod Classic」を選びました。ソフトレザーの品のいいケースです。

窓を大きく取った操作性の良いケース。ディスプレイクリーナーが付属する

ケースとしては、バード電子製の中でもリーズナブルなラインのもので、特に凄い仕掛けはありません。しかし、長くiPodケースを愛情を持って作ってきたバード電子だけあって、革のケースながら薄さを損なわない設計や、無駄の無いデザインで、キレイなケースに仕上がっています。素材はさほど上質なものではないのですが、そこらの安い革製ケースよりも質感が高く、またiPodを差込む所に付けられたストッパーが、枠を固定する機能も持つ見事なアイディアで、使いやすいケースになっています。

フタにケーブルを巻き付けられる。このままフタを開ければiPodの操作もできる

しかも、蓋部分にイヤフォンのコードを巻き付けると、収納時にコンパクトにまとまると同時に、コードの縺れも防げます。写真のように、InCoreのようなコード以外の部品がついたイヤフォンでも、キレイに巻き取ることが出来ます。これは使っていて気がついたのですが、このケースにして良かったと感動しました。

オリジナルの幕末ゲームも楽しめるトランプ
便利堂「幕末月旦札」

便利堂「幕末月旦札」1,500円（税込）

京都土産でいただいた、幕末トランプ「幕末月旦札」は、時代小説や時代劇が好きで、秘かにトランプを集めているガイド納富にとって、とても嬉しいものでした。モノクロームを意識したデザインも渋くて、トランプとして見ても、中々のものだと思いました。

シルエットとイラストでシンプルに幕末の人物を表現している

しかし、このカードが凄いのは、表に描かれている様々な幕末の人物たちを使って、幕末ゲームが行えること。ルールは簡単、手札五枚で場から1枚取って1枚捨てるを繰り返し、役を作って上がるという、ポーカー的なもの。面白いのはその役で、例えば、近藤勇、土方歳三、沖田総司、山南敬助の四枚で新撰組、とか、徳川慶喜、坂本龍馬、後藤象二郎、山内容堂、明治天皇で大政奉還、といった具合。点数は低いが、幾松と桂小五郎で夫婦とか、ちょっとマニアックな小栗忠順とロッシュで横須賀製鉄所とか、楽しい役があって、尚且つ、自分で役を考えることも出来ます。

ガイド納富の「こだわりチェック」

東京国立博物館ミュージアムショップ
「尾形光琳風神雷神BE@RBRICK」3,000円（税込）

こういう、小物の魅力というのは、言葉にするのがとても難しいのですが、分かる人には何も言わなくても分かると思うので、あまり説明しません。例えば上の写真の「尾形光琳風神雷神BE@RBRICK」を、ガイド納富はうっかり買ってしまいました。何故、宗達でなく光琳なんだろうとか、ベアブリックにするくらいなら、海洋堂にフィギュア作ってもらえばいいのに、とか、既に可愛くも何ともないぞ、とか、突っ込みどころは豊富なのですが、それ以上に、こんなのを喜んで買うのって俺くらいかなあとか考えると、もう手元に置きたくてたまらなくなるのです。便利な小物、楽しい小物と言っても、それが好きだという気持ちは、結構、そういうものだと思うのです。

あくまで、この手帳セットは、デスクワークが多いガイド納富の個人的な便利を追求したものなので、汎用性がどの程度あるのかは分かりません。それこそ分刻みのスケジュールを管理する必要がある方には向かないと思います。それでも、アップトゥデートに変化する未来のためのメモとして、外出先用の手帳が欲しい方には参考になるのではないかと思うのです（願いが叶ったり、自己実現に役立ったりはしませんが）。

何だかいいなあと思ったものが、使ってみるともっと良かった、というのは、もうとても嬉しいことで、でも使ってみる前は、単に、これ何か面白そう、という欲望です。「尾形光琳風神雷神BE@RBRICK」は東京国立博物館で行われている大琳派展で購入したのですが、その前の「ザ・対決」でも、応挙、若冲、蕭白といったアーティストの缶バッヂのガシャポンがあって、それはもうハマったものです。困ったものです。そして、当たった蕭白バッヂを見てニヤニヤするのと同じように、今回取り上げた、ちょっといい小物を手に取って、やっぱりニヤニヤしているのでした。