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正しいスーツの選び方(3) 生地を選ぶ(2ページ目)

スーツの生地には、サージやフランネルなどいろいろあります。皆さんはどのくらいご存知でしょうか?生地の種類と着こなしたいシーズン、生地のもつイメージについて解説しました。

首藤 眞一

執筆者:首藤 眞一

メンズファッションガイド

代表的なスーツ生地

生地が起毛し、保温性の高いフランネルは、秋冬のスーツに使用される生地。写真:©DOConnell. Image from BigStockPhoto.com
糸の種類と織り方を説明したところで、次に代表的なスーツ生地を紹介しよう。

【代表的なスーツ生地】

サージ
クリア加工(生地表面の毛羽をなくす仕上げ)を施した織物。サージとは織り方ではなく、クリア加工を施した織物のことだ。生地表面が滑らかで肌触りがよい。学生服によく使用されている生地だ。

サキソニー
主に紡毛糸または梳毛糸の綾織で、柔らかくて軽い生地。うっすらと毛羽があり、メリノウールを使用している場合が多い。

フランネル
紡毛糸を平織または綾織で織った織物。生地の両面が起毛し、肌触りが柔らかい。主に、秋冬のスーツ生地として使用される。

ツイード
紡毛糸を綾織で織ったスコットランド特産のざっくり感のある毛織物。秋冬のスーツ生地として使用される。

トロピカル
細番手の梳毛糸を平織で粗く、薄く織った織物。通気性がよく、さらりとした肌触りが特徴。主に、サマースーツの生地として使用される。

ギャバジン
梳毛糸や綿糸を綾織で織った織物。バーバリーのコートは、ギャバジンに防水加工のコーティングを施したもの。織り目が非常に細かく、光沢のある仕上げが特徴だ。スーツやコートの生地としてよく使用される。

次のページでは、これらのスーツ生地を着こなしたい季節と風合いのイメージを解説します。


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