スーツのお手入れは、まずちゃんとしたハンガーにかけること。針金のように細いハンガーは型崩れするので、適度に厚みのあるハンガーを選んでください。

イタリアのマイネッティのサルトリアーレハンガーや、中田工芸の木製ハンガーがおすすめです。

基本はブラッシングから


メンテナンスグッズ
一般の生地に対応するブラシの他に、カシミア対応のブラシや衣類用のローラータイプの粘着テープがあると便利です。すべて私物。

帰宅後、または暇なときにブラッシングすることです。後から・・・というと面倒なので、パンツ(ズボン)だけは帰宅後すぐに着用したままブラッシングしてしまいます。気力が残っているときはジャケットも簡単にかけちゃいます。もちろん玄関の外で。

ブラッシングによって表面の埃がとれるので生地にもいいわけです。次回着るときにもう一度軽くブラッシングすることもあります。そうすることで生地がふんわりと膨らんで光沢も出ます。気をつけたいのはブラシ選び。高級な生地は、カシミア対応ブラシなどの毛先が柔らかいブラシを選ぶこと。フランネルやツイードなどはかためのブラシでもOKです。

あと、ネイビー系のダークスーツのときに目立つのがブラシでは取り除けない埃です。以前はガムテープや粘着ローラーで取っていたのですが、繊細な生地だと傷めてしまいます。おすすめは衣類用の粘着ローラーです。じゅうたん用は粘着力が強すぎるので要注意です。

帰宅後にハンガーに吊るした状態で、除湿機の風を下から直接当てます。こうすることで水分が飛んで、結果的にカビの予防にもなります。クリーニングは意外と出さない人が多いようですが、春夏物はシーズン終了時に出すのが理想。懐があったかいときやビスポークスーツはハッピークリーニング、通常のスーツは白洋舎のローヤルクリーニング以上に出します。

アイロンはほどほどに


テーラーなどのプロの方はバキューム式のアイロン台を使っていますが、普通の人には無縁です。高いし、うるさいし、どう使っていいのかわからないし(笑)。

それでも脚のあるアイロン台があると水分を下から逃がしてくれるので、少しは効果が期待できます。

スチームアイロンを使うときに注意したいのは硬水を使わないこと。ザラザラした白い粉が発生して気持ち悪いです。専用の機器を買ってきて軟水を作るか市販の軟水を買ってください。硬水系の水でも霧吹きで軽くかけてアイロンを当てると大丈夫のようですね。

アイロンをかける場所はパンツの折り目線くらいにしておくのがベスト。もし生地にお菓子の残りなどが付いていたら、そこだけ変色したりするので、ほんと最低限でいいんです。折り目線がビシッとしていたら、だらしなくは見えませんから。

あと、プロは当て布なんかしないみたいなんですが、素人なのでハンカチなどを当て布にして上からアイロンをかけるようにしています。

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