以前紹介したことがある、パンタロナイオ(イタリア語でパンツ職人のこと)の尾作隼人さん。お願いしていたパンツが仕上がってきました。じつは夏の終わりには出来上がっていたんですが、紹介するのが遅くなってしまいました。すみません・・・。

osaku hayato
フロントはクラシックなボタン留めで、フィット感を高めるパンチェリーナ仕様になっています。

というわけで素材は季節外れの春夏物のサマーウールです(苦笑)。デザインは迷ったんですが、ベルトレスにしてもらいました。もちろんパターンオーダーではないので、採寸後に型紙を作り、しばらくして仮縫いがありました。

考え抜かれたデザイン その一


osaku hayato
ベルト部分が大きくカーブしています。着用したときにこのカーブが心地よくウエストにフィットするわけです。

彼の作るパンツについての詳細は以前の記事を参考にしてもらいたいのですが、特徴としてはアイロンでの作りこみや手縫い部分が多いことです。見ためでわかるところはベルト部分が弓なりにカーブしていて、腰へのホールド感が高いこと。それに合わせて持ち出し部分もカーブしています。マーベルト(腰裏)の幅も細くて気に入っています。

osaku hayato
仮縫いのときの写真です。膝を上げたりして動作を確認しているところですね。クリースのラインも綺麗です。

他にも優れているところがいろいろあって、例えばセンタークリース(パンツの折り目線)が外側から内側に入っているのもポイント。これは解剖学的に考えてのことで、見た目にもこのほうが美しいというわけです。

次のページは、「考え抜かれたデザイン その二」です