スーツ・ジャケット/スーツ・ドレスビジネス

羊屋 感動を呼ぶスーツ 後編

お客さんの一人一人に対して、非常に丁寧にスーツを作っていくテーラーの羊屋。今回は着心地を実感するために一着仕立ててもらった。後編では二回目の仮縫いから完成までを紹介する。

倉野 路凡

執筆者:倉野 路凡

メンズファッションガイド

お待たせしました、前編の続きです。

3回目の訪問 2回目の仮縫い


羊屋
2回目の仮縫いの風景。

最初の仮縫いからしばらくして、2回目の仮縫い(中縫い)を行った。1回目の仮縫いに比べると、ほとんどスーツの形になっているので、出来上がりを予想しやすい。

今回はジャケットのヒップまわりの修正と、肩の動き、首まわりのフィッティングの修正を行った。上衿を一度外してフィッティング具合を確認していく・・・。

とうぜんだが最初の仮縫いよりも完成度を高めていくのが2回目の仮縫いの目的である。

ちなみに羊屋の仮縫いは2回と決まっているわけではなく、必要なら何度だって仮縫いするそうだ。

羊屋
左が当日着ていた既製品、右が1回目の仮縫いのときのスーツ。既製品に比べると背中に縦のシワが入り、袖の形状も立体的だ。同じハンガーで吊るしてこれだけの違いがでる。

凄いなと思ったのは、今回もオーナーの西口さんと、中野さん、石川さんが立ち会って面倒を見てくれたこと。

お店としては当たり前のことかもしれないが、3人の視線があるとやはり安心感がある。

まだ直すところがあるの? と思ってしまうほど、この段階で着ていて楽なのだが、「こうしたほうがいい」とか「ああしたほうがいい」など、さらに理想のスーツに近づけてくれた。

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