英国のリッジウェイソール
トリッカーズのカントリーで御馴染みのダイナイトソール。こちらもけっこう好きなソール。現在はパターンオーダーでこのソールを選ぶことができるらしい。私物。 |
ラバーソールで有名なのはブーツによく使われるビブラムのタンクソールやコマンドソール。
あと、英国トリッカーズのカントリーでときどき見かけるダイナイトソールも人気が高い。このダイナイトソールは他ブランドのソールでも見ることがある。
同じ英国のソールでもリッジウェイソールはほとんど見かけない。グリフィンインターナショナルが扱っているクロケット&ジョーンズの「モールトン」や「コニストン」、ロイドフットウェアのUチップでこのリッジウェイソールが使われている。
それほど珍しくなってきたラバーソールなのだが、抜きん出て機能性が優れているかというと、他とそれほど差は感じない。
グリップ感や耐久性といった優劣ではなく、ソールのデザインがどうも好きなのだ(笑)。一見すると、ジェイエムウエストンの傑作「ゴルフ」のラバーソールに似ているのも興味深いところ。どちらが先だったのだろう・・・。
機能性のみでいえばパラブーツのラバーソールのほうが弾力性があり、雨にも強いモデルなので高く評価している。雨の日に履くのはこのブランドが多い。
ちょっと毛色は違うが1980年代によく履いていたドクターマーチンの、あの有名なソールも弾力性があり、履きやすかった。
リッジウェイソール。これは以前トレーディングポストで購入したオリジナル。現在販売していません。私物。 |
で、リッジウェイソールの話に戻ると、ラバーソールの模様で凹凸を出しているため。斜め上からコバを見下ろすと実際よりも厚くは見えない。ひっくり返してソールを見ないとゴツさは伝わってこないのだが・・・。
もしかしたらここ数年続いたロングノーズ、薄いソールのあおりを受けて、人気が低迷していたのかもしれない
巷ではようやくラウンドトウが受け入れられるようになり、丸みを帯びたものが注目されるようになってきた。これからもっと人気が出そうだ。
まあ、世の中がどうであれ、このなんとも不思議なデザインのラバーソールを今後も愛したいと思っている。
[関連リンク]
▼靴ガイド飯野さんがロイドフットウェアを取材された記事です
リッジウェイソール&ヒールの交換修理について
The Asakusa Cobblerではリッジウェイソールとヒールをそれぞれ黒、茶(写真)、こげ茶の3色を揃えている。写真提供/The Asakusa Cobbler。 |
以前買ったリッジウェイソールの靴がそろそろヒール交換時期の場合、購入したショップで修理してくれるはず。もし純正のものがないなどの理由で断られたら以下の専門店で修理が可能。
ユニオンワークスに電話で問い合わせしたところヒールのみ取り扱っているそうだ。残念ながらソールは扱っていない。ヒールの交換ならOKだ。
●ユニオンワークス
http://www.union.tvst.com/f_repair.html
The Asakusa Cobblerはこのリッジウェイにかなり思い入れがあり、ソールとヒールともに用意している。さらに黒、茶、こげ茶の3色まで揃えている!
●The Asakusa Cobbler(実店舗はありません)
http://www.geocities.jp/asaksacobbler/index.html