基本はウェットシェービング
イタリアのイル・チェポ社のシェービングホルダー。ホディのふくらみが魅力。真鍮メッキ。1万8900円(税込み)。問カミソリ倶楽部 |
グルーミングの基本はやっぱりシェービング。朝の時間のないときなどは高性能な電気シェーバーを使えばあっという間に髭剃りも終わってしまう。
そんな便利な時代でも月に一度は理髪店に行って丁寧に顔剃りしてもらうと気持ちがいいもんだ。
昔ながらの理髪店に行く男性もいるだろうが、美容院派もけっこう多い。美容院の場合は髭剃りが禁じられているため、どうしても自分でやらなければならない。
で、ウェットシェービングのすすめである。たいていの場合は夜に髭剃りをするものだが、電気シェーバーと同じように短時間で済ませようという貧乏な考えではいけない。
やはり時間をかけて肌に蒸しタオルを当ててからじっくり剃るくらいの心の余裕がほしい。ほんとは、お風呂に入ったついでに剃れば、べつに蒸しタオルなんかいらないんだけど・・・。
本格的なグルーミンググッズを揃えてみる
フランスの老舗ジョリスのシェービングブラシ。天然穴熊毛、特殊合金(パラディウム)シルバーメッキ加工。3万9900円(税込み)。問カミソリ倶楽部 |
よくビジネスホテルに泊まったらあるでしょ、あの軽量でチープなプラスチック製のシェーバー。あの類のもので顔を剃りたくないでしょ、誰だって。実際に何度か出血したし・・・。やはりある程度の重さって必要。
おすすめは、イタリアのイル・チェポ社のもの。本体が真鍮でできているのでズッシリと重く、かえって力を入れずに済むため安全なのである。
替刃は市販のジレットマッハ3・ターボ替刃でOKだ。本当はよりクラシックな両刃といきたいところだが、けっこう交換するのが面倒なので現代人にはこのホルダーがおすすめ。
フランスの老舗ジョリスのトリプルスタンドホルダー。使用後はこれにブラシを引っ掛けて乾燥させればOK。もしかして上のイル・チェポのホルダーは引っ掛からないかも。一式揃える場合は同じブランドにするのがベストです。3万450円(税込み)。問カミソリ倶楽部 |
こちらはフランスの老舗ジョリスのもので、天然穴熊毛のタッチが魅力!
ほとんどの男性はシェービングブラシで泡立てて髭剃りなんてしたことないはず。ボクは20歳の頃に一式揃えて毎晩使ってました(笑)。
経験上、思っていたよりも泡が立たず、冬場はすぐに冷めてしまうことが多い。冷たい泡ってけっこう気持ち悪い(笑)。
お湯を入れた洗面器の上にシェービングカップを浮かべておくなど、ちょっと工夫したほうがいい。
ただしここで紹介しているカップは底部にコルクがはってあるので濡らさないほうがいい。
シェービングホルダーのお手入れについて
こちらもジョリスのシェービングカップ。底部に滑り止め用のコルクがはってある。このタイプは、お湯に浮かべるとコルクが腐ってしまうので、濡れない洗面台で使ってくださいね。上のスタンドにも合います。1万4700円(税込み)。問カミソリ倶楽部 |
金属ボディのシェービングホルダーに付着した石鹸カスは時々取り除くこと。乾燥した場所で保管することが大切。
メッキがしてあるとはいえ、何年も使っていると端のほうから少しずつ剥離して腐食してくる。
ボクは歯ブラシで月に一回くらいゴシゴシ磨くようにしているので、10年くらいもってます(笑)。
「なんでここまで面倒なことを」という声も聞こえてきそうだが、たっぷり時間をかけてシェービングしたほうが肌にもいい。
それにウェットシェービングの時間というのは頭のなかがカラッポになるのでリラックスできる。ストレス解消にもってこいなんですね。
そうそう、替刃はまめに交換してくださいね、剃刀負けの原因になりますから。
撮影協力/カミソリ倶楽部
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