スーツ・ジャケット/ファッション小物

流行に左右されず、堅実に、自分のスタイルを作る 上質正統派のモノ選び 後編(3ページ目)

流行を追いかけていると、時代に取り残されそうになって、焦ってしまうことも。でも本当は自分の好きなモノを少しずつ集めて、コーディネートを楽しむのが一番! 前編はシャツ&靴です。

倉野 路凡

執筆者:倉野 路凡

メンズファッションガイド

エベレストのシェットランドセーター


エベレストのシェットランドセーター
シンプルなシェットランドセーターは流行に左右されない、定番中の定番アイテムです。意外と軽量で、柔らかな感触。私物。
英国シェットランドシープの最上質ウールを使って、ハンドフレームで編み上げられた逸品です。表面を触ってみると柔らかく、かなり軽量です。

縫い跡がない一体に編みこまれた、フルシームレス仕上げというのが一番の特徴で、ボクが買ったのは程度の良いユーズドもの。色はダークネイビーで、スタイルはE1と記されています。

こういったシンプルなデザインのものはネイビーやグレーが一番美しいと思いますね。同じ英国ブランドでもコーギのニットのほうが、もっとザックリした質感です。有名なカシミアのものは着たことがないのでわかりません。

いずれにせよ、シンプルなデザインで、上質のニットが存在するのは嬉しいことです。日本ではグリフィンインターナショナルが輸入しています。


商品のお問い合わせ先は、
グリフィンインターナショナル
http://www.griffin.cx/

ブラックシープのカーディガン


ブラックシープのカーディガン
ブラックシープのアランカーディガン。ハリスが別注したものでしょう。真冬でも喫茶店なんかは暑かったりしますよね。カーディガンタイプは着脱もラクなので役立っています。私物。
ブラックシープハリスのWネームもので、10年以上前に購入したカーディガンです。本来はレディスです。

ブラックシープは英国のニットブランドで、絶滅寸前のウェールズ山地に生息するブラック・ウェルシュ・マウンテン・シープの毛で編み上げられています。

特徴は、なんといっても原毛の脂分を残した手触り感と、高い保温性でしょう。あと、デザインではアランニット特有の模様編みが面白いです。

まあ、アランニットといってもアラン諸島で編まれたリアルアランではないです。しかしこのザックリとした感じはまさに英国の匂いといった感じで、とても気に入っています。

インナーはタッターソール・チェックのコンブリオのボタンダウン・シャツ。ボトムスはチノーズにトリッカーズのカントリーという組み合わせが多いです。


ブラックシープの取り扱い店
アンバーコート】 ※HARRISSとのWネームは扱っていません。
http://www.netlaputa.ne.jp/~urvanmar/

バリー・ブリッケンのチノーズ


バリー・ブリッケンのチノーズ
バリー・ブリッケンのチノーズ。ノープリーツですが、最近ではなかなか見かけない、かなり太いシルエットです。膝付近の幅28cm、裾幅24cm! チャーチのバーウッドや、アンソーンのローファーといった懐かしい(と本人は思っていない)アイテムを合わせて楽しんでいます。おそらく原宿キャシディーに行けばまだ扱っていると思います。私物。
みんな知ってる忘れてる、バリー・ブリッケンのチノーズです。ユーズドで買ったためいつ頃のものかはサッパリわかりませんが、作りは評判どおりしっかりしています。ポケットや股付近の縫製も頑強で、さすがアメリカ製です。

最近まで、ブルックス ブラザーズやシップスのアメリカ製のチノーズをずっと愛用していましたが、生地が薄くなり、裾もホツレ出し、そろそろ引退です。こちらも作りがしっかりしていて、ずいぶんお世話になりました。

今は知りませんが、ブルックスの青山店に行ったらアメリカ製のチノーズがなく、寂しい思いをしました。もう生産していないのでしょうか?

このユーズドで買ったバリー・ブリッケンがまだ元気なのでほんと助かっています。原宿キャシディーに行けばまだこのブランドあるような気がします。

チノーズはとてもコーディネートのしやすいアイテムなので、できるだけ長く穿ける、しっかり縫われたタフなものを選んでください。


バリー・ブリッケンの情報はこちら、
BARRY BRICKEN】(英語)
http://www.barrybricken.com/
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