あのクルーソックスが復刻した!
ハリソン アイビークルーソックス復刻版。全6色。価格各735円(税込み)。黄や赤のストライプも素敵だけど、落ち着いたグレー×エンジもおすすめ。 |
日本では1960年代~1970年代に流行りました。ボクも1970年代の終わり頃、よく3本線のクルーソックス(廉価な類似品)を、リーガルのキャンバスデッキシューズにあわせて、白球を追いかけていました! 白球といっても軟式テニスですが。
やっぱりクルーソックスの魅力はこの3本線ですね。ほんと、リブ編みとストライプはよく似合うと思う。 |
1966年に発売して以来、全国のトラッドショップで爆発的にヒットする。ちょうどアイビーファッションのブームと重なったというわけ。
その後、廉価な類似品が出回りはじめ、さらに世の中のファッションの趣向も変わってしまい、1992年に生産中止を余儀なくされてしまう。
その後は、一部のメンズショップで別注としてスポット生産は行っていたが、定番商品として復刻することはなかったのである。
それがついに復刻したのだ! ホームページを見たボクよりひと回り上の50代の方々から、復刻を望む声が多数寄せられたそうだ。
で、今回復刻したのは当時もっとも人気が高かったスクールストライプで、品番♯8333も昔のままというこだわりぶり!
肉厚で、しかもフィット感に優れる!
非常にパワーの強いポリウレタンを使用しているので、フィット感が素晴らしい。 |
表糸にはソフトで軽やかな風合いをもつハイバルキー綿混を使用。安価なソックスは、コストの安い単糸を使っている場合が多いが、ハリソンは双糸を使っている。
双糸にすることで耐久性が向上し、均整がとれた美しい編地に仕上がるのである。また、染色で糸本来の風合いを損なうことがない生成りベースというのも魅力だ。
綿カスがわずかに残っているのは、無駄な精錬を行っていない証である。
裏糸にはCSYという綿ポリウレタンを使っている。このCSYは直接肌に触れる部分は綿100%(ストレッチコットン)という優れものなのだ。
今回の復刻版では、初期モデルの仕様を忠実に再現。ゴム糸はトップのみに使用し、その下は2×1リブになっている。つまり、ふくらはぎの一部分だけ強く締めつけるのではなく、足全体にフィットするように設計されているのだ。 |
ハリソンが採用しているCSYは糸のロットによって伸縮性が異なるため、一定の大きさのソックスにするのが非常に難しい。
だから他メーカーはコスト面から、このように不安定な糸を使わないのである。
このようなリスクを負ってまで、穿き心地を追求するハリソンには心から拍手を贈りたい。