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シエラ・デザイン 60/40パーカ マウンテン・パーカ復活宣言(2ページ目)

ヘビーデューティー~アメカジブームにかけて流行をみせた必須アイテム「マウンテン・パーカ」。’70年代から’80年代のシエラ・デザインやウールリッチ、REIなどを紹介する!

倉野 路凡

執筆者:倉野 路凡

メンズファッションガイド

’80年代製と思われるシエラ・デザインを前にして


シエラ・デザイン 60/40パーカのタグ
コットン60%とナイロン40%のクロスから命名されたパーカだ。当時としては画期的な素材だったのだろう。
マウンパの基準になる『シエラ・デザイン』の特長としては、コットンに近い肌触りと、通気性があること。生地が二重になっているため、防風および防水性に優れること。さらに40%のナイロンによって、かなり耐久性がある点だ。また、フラップ&マチ付きポケットが多いのもマウンパならでは。


シエラ・デザインの袖口にはプリーツが入る
袖口にはプリーツが入る。ウールリッチやエルエルビーンでは見られない処理の仕方だ。なぜかREIはプリーツタイプ。
フロントに6つ、後ろ側に地図などを入れる大型ポケットが1つ付く。袖口はベルクロ(マジックテープ)で調節可能で、3本のプリーツ が入っている。これはREI
を除き、他社では見られない仕様で、袖口付近のダボつきも解消しているのだ。


ライニング側に装着された紐通し
ウエストの紐(ドローコード)はライニング側に装備されている。他社製品では見られない仕様のひとつだ。
ウエストは内側から紐(ドローコード)で絞り込めるようになっている。他社の製品は表地とライニングの間に紐の通る道を作っているが、同社の場合はライニング側に紐通しがある


フードの内側に施された頑強ステッチ
シエラ・デザインのフードは作りが最高! 平行に走る内側 2本のミシンステッチによって、紐専用のトンネルが作られている。意外にもREIが似たような方式を採用している。ウールリッチは紐の中心とフードを糸で固定させているだけ。
立体的なフードも同じく紐で調節可能である。4本ステッチのうちの内側の2本の間に紐が通っている。このステッチが紐をしっかりガイドしているのでずれることもない。ここまで丁寧に作られているのはこのブランドだけだ。


次のページは、「1980年代の中頃に買ったウールリッチのマウンパ」です
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