■高い縫製技術による、袖付けと衿返し

ボタンは厚すぎず薄すぎない白蝶貝佐藤氏いわく「袖付けがフワ~と仕上がっています。これは全体にいせ込みをしているからなんです。ナポリ風にギャザーを入れたりしない分、かなりの職人技が必要なんですよ。とてもリッチな雰囲気が漂っています」。


ボタンホールはもちろん手縫い素人目から見ても凄いと思う。スーツの場合、ウール素材だから(伸縮しやすいから)アイロンワークでいせ込みしやすいと思うのだが、細番手の生地でも可能なんですね。普通ならギャザーでごまかすだろうなあ~。

また、衿の芯はふらしで、ややかためで弾力があるそうだ。もちろん接着芯ではないので後々バリバリすることもない。なにより衿の返しの縫製技術が高い! このあたりは素人が見てもわかりにくい。ボクもよくわからなかったが、美しい衿だと直感した。


前身頃と後ろ身頃の合わさる裾部分には補強用のガゼットがつく少しディテールにも触れておこう。ボタンホールは手縫いで、裾にはガゼット(補強布)、あまり厚くない白蝶貝ボタンがつく。このあたりは着心地とは関係ないのでサラリと流して・・・。


イニシャルはハンドで入れてくれるむしろハンドによるイニシャルに感動! こちらは標準仕様なので価格に含まれているのだ。


ミラノという場所柄か、ナポリのような土着的なデザインではなく、オーソドックスでインターナショナルな洗練されたシャツである。またこの4月から取り扱っているローマのオーダーシャツは1枚6万円。4枚から注文できるそうだ。

こちらはカルロ・リーバの最高級生地を選べて、しかも仮縫い付き。素晴らしい質感が魅力だ。まあ、納得できる価格ではある。余裕のある方にはおすすめしたい。

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