ちょっと近所に買い物に行くときに羽織ることもできる落ち着いたデザインで、価格もお手頃なので嬉しい。
とくに『L.L.ビーン』のそれは、肩が二重に補強されていたり、両肩脇にプリーツをたたんでいたりと、機能性にこだわったジャケットだ。さすがロングセラーだけのことはある。
真冬なら『ショット』のピーコートが活躍するだろう。どちらかというとタウンユースだが、ダッフルコートよりヘビーデューティーだ。錨マークのボタンでお馴染みのコート。
チャールズ皇太子も愛したバーブァーのジャケット
ちょっと癖があるのが英国『バーブァー』のビューフォートジャケットとビデイルジャケットだ。
癖といってもデザインではなくオイル(ワックス)・コットンを使った素材にある。ちょっとベタついた感じは好き嫌いの分かれるところだが、最近はあのワックスの臭い匂いも改善されたと聞く。以前チャールズ皇太子に憧れて買ったダーハムジャケットはまだ袋に密閉されたままだ・・・。
日本に正規輸入代理店がないのか、ほとんど見られなくなったのがチロリアン・ジャケットで有名な『ホッファ』だ。
チロリアン・ジャケットの特徴は、未脱脂ウールで編んだ後に蒸気で縮ませるため、肉厚で独自の風合いがあることだ。もちろん保温性も高い。
アウトドアウェアというよりオーストリアの日常着なのだろうが、これほど素晴らしいアイテムを無視するのはもったいない話だ。
『ホッファ』のそれはフロントにメタルボタンをあしらいカラーレスが特徴になっている。丈が短めにデザインされているため、ちょっと腰のあたりが寒いのが難点だが、可愛らしさは群を抜いている。