今、ボリオリ持ってないとヤバいです

「ボリオリって何?」という方は、まだまだ若者ファッションを抜け出ていませんね。いまや押しも押されもせぬクラシック服のトップブランドに君臨するウルトラスーパー人気ジャケットのブランドです。大人の男のおしゃれジャケットとして、世界的に爆発的な人気となっています。

19世紀末から続くサルトに始まる「モダンクラシック」を掲げるファクトリーメゾンであり、機械化による量産品ながらサルトの手仕事を落とし込んだモノ作りに長けています。その名を不動にしたのが2003年に発表された「Kジャケット」です。カシミヤ100%のジャケットに製品染め加工を施すという大胆な手法で、それまでのクラシックシーンに革命を起こすと、2008年の「ドーヴァー」で大ブレイクを果たしました。

パットの入らないやわらかな肩の仕立ては、英国製に比べて丸いと言われるイタリアンクラシックのフォルムを、さらに身幅を細身かつ着丈を短く進化させて、コンサバなのにモダンという新たなカテゴリーを生み出しました。ビジネスにもカジュアルにも着られるソフトジャケットの登場は、ファッション界のイノベーションともいっても過言ではないでしょう。

では、その代表的なモデルをご紹介します。

ビジネス使いできる本気の薄軽ジャケット

ボリオリ
WIGHTのシングルジャケット8万7150円、WIGHTのダブルジャケット9万1350円(ともにBOGLIOLI/アマン TEL:03-6805-0527) Photo:石井幸久
今春登場した「ワイト」は、2パッチポケット&サイドベンツ仕様。後ほどご紹介する、大人気モデル「ドーヴァー」のフォルムを継承しながら、胸ポケットをチーフが挿しやすい箱ポケット式にすることで、ビジネススタイルへの活用度を増したモデルです。タイトフィットするシルエットに、サルト前身ならではの高度な縫製技法が用いられており、素材もシックな色柄のバリエーションを揃えています。

今秋はダブル(DP=イタリア語でドッピオペットはダブルブレストの意)がラインナップに加わりました。昔の強面ダブルとは一線を画す、コンパクトなフォルムで羽織るように着ても軽快なダブルになっています。

次のページはコートとヴィネガーを紹介します。