デニムや軍パンで会社に行くのは、さすがにちょっと業種が限られますが、チノパンならジャケットを羽織ってネクタイを締めれば金融系などお堅い企業でもOKなところはあるようです。
オンに会社にはいていけて、オフにはセーターやブルゾンを合わせて履ける。もしかしてチノパンって、デニムより使えるアイテムかも!?
ちなにみチノパンは、もともとチノクロスと呼ばれる綿布で作られた軍物のボトムズです。図らずともミリタリーアイテムなわけですが、そのシンプルさで、アイビー&アメカジの定番となりました。
ここ最近、トレンドからずいぶんと遠い位置にありましたが、それでもクロゼットに欠かすこともなければ、ショップから消えることもありません。それぐらい、ドがつく定番なのです。
でも、さすがにチノならなんでもビジネス使いがOKかというと、そういうわけではありません。では、どんなチノパンなら会社にはいていけるのでしょうか。
チノパンがビジネススタイルに使えます!
右/チノパンの名門バリーブリッケンのエディフィス別注モデル。2万3100円 中/インコテックスのチノパン。2万7300円 左/仕上がり状態はウォッシュをかけたカジュアルな雰囲気ですが、プレスしてきっちりもはけます。裾をロールアップするとチェック柄が覗くのがポイントです。1万2600円(以上エディフィス 渋谷tel.03-3400-2932) |
やはり基本は細身のシルエット。ジャケットと合わせるのに、ボトムがユルユルの腰ばきというのはビジネスマンのスタイルとしては控えるべき。
色はできるだけ淡色のベージュがいいと思います。濃いカーキやブラウン系は、カジュアルに寄りがちです。今年はメンズカジュアルにカラーパンツの人気が高いのですが、ピンクやパープル、グリーンなどのきれいな色目のパンツは、さすがにはきにくいという人には、ベージュのカラーパンツとしてチノが使えます。去年なら秋でも白パンがトレンドでしたが、ベージュのチノだけでも、デニムやグレイウールのパンツをはくより、十分今年っぽくなりますよ。
次のページでは、誰でも簡単に着こなせるビジネス向きのチノパンスタイルのコーディネイト例をご紹介します。