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ネイビースーツのススメ その1

最近の就活スーツは黒。フレッシャーズも、就活を戦い抜いた黒スーツで初出勤する人は多いようですが、ビジネスマンのグローバルスタンダードはネイビースーツ。2着目は絶対、ネイビースーツを購入してください。

池田 保行

執筆者:池田 保行

メンズファッションガイド

ネイビースーツ
ネイビースーツの魅力を再確認していただきたい。 photo.石井幸久
近頃の就職活動では黒のスーツが一般的ですが、ビジネススタイルに黒はインターナショナルには通用しません。「海外のビジネスマンで黒を着るのは、ドイツ人だけ」と、イタリアの店で言われましたが、本来のクラシックスタイルのルールには黒のスーツはフォーマル用とされているようです。

現在、若者向けのスーツに黒が多いのは、おそらくモードの影響でしょう。ちょっと前のディオール オムのような黒の細身スーツの影響なんでしょうかね。

ともあれ、ビジネスマンのスーツは本来ネイビーがよいとされています。ネイビースーツなんて地味でださいのでは?と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、80年代NYでパワースーツと呼ばれた時代の産物でしょうか。ロンドンのシティに勤める金融マンたちもネイビーのストライプスーツを多く着るといわれるように、ビジネスマンのグローバルスタンダードは紺。春から新社会人という方にも、ぜひ紺のスーツをおすすめします。

今年は明るいトーンのネイビーが、おすすめです

ネイビースーツ
こちらの2Bスーツはモヘア混紡の夏素材。生地の表面に、ほんのり光沢が浮き上がります。芯は今風にやわらかなものですが、ラペルは細めでゴージ位置も高く、モダンに見せられるビジネス対応スーツです。スーツ8万2,950円/EDIFICE、シャツ1万3,650円/EDIFICE、タイ1万4,700円/FRANCO BASSI(以上 エディフィス 渋谷tel.03-3400-2932) photo.石井幸久
紺というより青というぐらいの色味ですが、今年はライトネイビーがトレンドといわれます。ベタな紺より、華やかに見えてイタリア人好みのカラーですね。タイはやはり同色のネイビーにして、ちょっと濃い目であわせたり、パステル系のピンク、グリーン、ベージュなどの淡いものでコーディネイトしてもよいでしょう。ベルトや靴の色も、ちょっと軽めの茶が似合いそうですが、明るい紺を浮ついた印象に見せないように、逆に黒を選ぶという手もあります。


次のページでは、基本のネイビースーツを紹介します。
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