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クラシックサーフの台頭、バードウィル

東海岸が注目された反動のせいか、にわかに脚光を浴びるウエストコースト。特にクラシックサーフスタイルは必見。老舗ブランドの魅力に迫ります。

執筆者:岩田 桂視


BIRDWELL
〈バードウェル〉フーデットジャケットイ 2万3940円(ビームス原宿) Photo:石井幸久
アメリカントラディショナルが復権し、東海岸が注目された反動でウエストコーストに熱い視線が注がれています。西海岸というと、ファッション的にも様々な選択肢がありますが、往年のクラシックサーフスタイルは一番押さえておきたいところ。特にバードウェルは避けて通ることができない存在です。

受け継がれる魅力、バードウェルを再評価

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〈バードウェル〉サーフロングショーツ 1万2390円(ビームス原宿) Photo:石井幸久
1961年に創業したバードウェルはサーフトランクスで名を馳せるブランド。スタート当初より頑なにハンドメイドにこだわり、そして今なおメイド・イン・USAであり続ける一貫したフィロソフィーを守っています。

最大の特徴はこのブランドのアイデンティティともいえる、サーフニルナイロン。初期こそキャンバス地を用いていましたが、よりタフなこの素材を採用後、現在でも頑なに使い続けています。打ち込みが強く、張りがあるこの素材、履きこむほど体に馴染み、色の抜け具合もなんともいえないアジが出てくるのが見物。例えて言うならば、まさにメイド・イン・USAならではのさじ加減というところでしょうか。

サーフトランクスだけでなく、ジャケットも同様。シンプルで力強いステッチワークや真鍮のジッパーなど、ディテールも見ごたえあり。服好きならずとも感動させられる存在感に満ちていると思います。

BIRDWELL
イメージキャラクターのBIRDIE。サーフの原点を伝えるかのようなタッチが魅力だ
時代がどんなに変化しようが、決してブレることのない物作りは今では稀有な存在ともいえます。だからこそ、というべきなのか。バードウェルの服はアームホールが大きいし、シルエットだって寸胴。サーフトランクスの形も超ベーシック。はっきりいって今の服と比べると違和感を覚える人も少なくないのでは?

ただ、それが良いか悪いかは別次元。むしろ均一化され、工業製品のようになってしまったメガブランドにはありえない説得力があるのではないでしょうか。バードウェルの服には世代を超えて伝わる魅力が詰まっていると思います。


【問合せ先】
ビームス原宿
Tel.03-3470-3947

【関連リンク】
ビームス
BIRDWELL(英語)
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