葬儀と披露宴のはしごはOK?
慶事と弔事が重なったら、弔事優先が原則。しかし場合によっては、披露宴に出席することは可能
■葬儀→披露宴の場合
男性ならブラックスーツのネクタイを黒から白に変身。ただし手荷物には注意。会葬はがきや品物は別の袋に入れ替えて、披露宴会場に行くこと。
女性は荷物になりますが、着替えを持参し、デパートや大型ショッピングのトイレなどで着替えましょう(最近は駅にも女性のためのフィッティングルーム付きトイレが完備されています)。万が一着替える時間がなければ、同じ衣装を着まわすしかありません。その場合は、ダーク系の服にノーアクセサリーで参列、披露宴にはアクセサリーで派手にあしらってみる手もあります。
■披露宴→葬儀の場合
逆も同じでOKですが、披露宴での飲酒は控えましょう。
友人と上司の招待状……。あなたはどちらをとる?
悲しいかな、会社人間としての宮仕え。会社の重要ポストにつく直属の上司であったら、むげに断れないのが現実です。上司の方に出席する場合は、友人には一度出席と返事を出しているのにキャンセルするのですから、のちのち友情にひびが入らないようにきちんと慎重に説明しましょう。断り方として、「重要な契約の締結が急きょ披露宴の時間とかぶってしまい、担当者としては現場にいなければいけなくなった」と仕事を理由にしてみてはいかがでしょうか。無難な欠席の理由だと思います。
もし二次会があるのなら、上司の披露宴のあとで参加する手もあります。ポイントは服装。ブラックスーツのままでは、ばればれです。ビジネススーツを持参して、着替えていきましょう。いかにも仕事帰りだと印象付けることが重要ポイント。
友人の方に出席する場合、物分りのよさそうな上司ならば、「申し訳ありません。親友の披露宴の出席の返事をすでに出してしまった」と思いきって正直に伝えるのもよいかもしれません。しかし断ったことで、のちのち仕事に響いてくると言うことも想定して覚悟してのぞむことです。