メンズファッション/メンズファッション関連情報

日本の誇り。ミスターオリーブ

いろいろなテイストをミックスしたスタイル提案が特徴のミスターオリーブ。今季は50'S~60'Sの時代感にスポットを当てています。日本の職人の繊細さをリスペクトする丁寧な服作りも人気の秘密です!

平 格彦

平 格彦

メンズファッション ガイド

編集者、ライター、コンセプターなど。 ファッション誌の編集部を経て独立し、関わってきたメディアは70程度。 横断的にファッションに関わってきた知見をベースにしつつ、その人らしさをコンセプトにまとめ、編集視点で着こなしを確立する方法を〈着こなし工学〉として体系化しています。

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職人魂を感じさせるコレクション

日本人としての誇りを持ちづらい時代になってしまいましたが、そんな今だからこそ勇気を与えてくれるブランドのひとつがMR.OLIVE(ミスターオリーブ)です。基本コンセプトは“Created in Japan”及び“Product of Japan”。日本人特有のキメ細かさをピックアップし、職人的な服作りを展開しているのが大きな特徴です。

デザインの源流は、1960年代~’70年代のカルチャー。アメリカがヨーロッパに憧れていた時代です。ベーシック、ロック、ロイヤルといった異なる要素をブレンドさせた、モダンでリアルなスタイルを提案しています。

MR.OLIVE スタイル1
別布を使用したジャケット6万5100円、3/4スリーブシャツ1万4700円、ブーツカットジーンズ2万7300円、サングラス1万4700円、シルバーカレッジリング2万5200円(ミスターオリーブ TEL.03-5459-1885) photo:石井幸久
今シーズンは少し遡り、50’S~60’Sの時代感をミックスさせたアイテム展開となっています。テーマは“SOUND WITH NO BOUNDARIES”です。

当時のアメリカ、テネシー州メンフィスには様々な人種が住み、人種差別がありました。その一方で、タブーとされる曲をラジオDJが流したり、R&Rという言葉が生まれたりと、人種を超えた音楽が盛んな時代でもありました。そんな時代から着想を受け、「音は境界線なく平等である」という言葉をコンセプトに、ロカビリーとワーカーズを採り入れたラインナップです。

そんな時代を感じさせるブロックチェックのシャツにはチンツ加工で光沢を加えたり、ブリーチカット加工でナチュラルな風合いを出したライトオンスのジーンズはストレッチ素材だったりと、現代的な要素との融合を具現化したアイテムはさすがです。


次のページでは、ディテールまでこだわり抜いたミスターオリーブのおすすめアイテムを紹介します。

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