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今季の定番はスキニージーンズ

ジーンズ人気も沸点に達し、今はスキニータイプが標準となっています。スキニージーンズの特徴を踏まえつつ、タイトなシルエットを生かして、お洒落にはきこなすコツについて紹介します。

平 格彦

執筆者:平 格彦

メンズファッションガイド

スキニージーンズ、持ってますか?

『Men’s JOKER』2007年4月号
『Men’s JOKER』2007年4月号は、巻頭でジーンズを中心とした着こなしを多数紹介。ジーンズを扱うことが多いのは、『Men's JOKER』の特徴
相変わらずジーンズが人気です。巻頭特集でなくとも、毎月どこかの雑誌で特集が組まれていると言って過言ではないくらい。そんな中、2006年から継続して人気の、外せないシルエットがあります。それがスキニージーンズ。聞いたことありますか?

「スキニー」とは主に、「皮膚のような」「痩せた」「細い」という意味です。つまりスキニージーンズは、非常にタイトなシルエットのジーンズのこと。裾へ向かってややテーパードされたスリムなラインによって、いっそう細さが強調されている点も特徴です。

『Men's nonno』2007年2月号
『MEN'S NON-NO』2007年2月号では、日本を飛び出してワールドスナップを行い、各国のスキニージーンズの着こなしを紹介
少し前になってしまいますが、『MENS' NON-NO』2007年2月号には、スキニージーンズが世界を席巻しているという見出しまで躍っていました。ここ数年のジーンズ人気が極まり、先シーズンあたりから注目が高まってきたスキニータイプ。レディスでの人気沸騰を見ても、引き続き見逃せない存在であるのは明らかです。

ドメスティックブランドを始め、各国のデザイナーズブランド、リーバイスやエドウィンといった老舗ブランド、さらにユニクロまでもが、スキニージーンズをリリースしているほどの人気ぶり。もはや今年の定番パンツと言ってもいいくらいです。

ワードローブに1本加えるだけで、エレガントで今シーズンっぽいスタイリングを作ることができるので、まだ持っていないという人は、是非とも早めに抑えておきたいマストアイテムと言えます。

美しいシルエットをキープするポイント

スキニージーンズのスナップ
裾に少しクッションが入る程度の長めの丈を選ぶのが定石。スリムなので靴のかかとなどに裾が引っかかることも少なく、すっきりとした足元が演出できます
非常にタイトなスキニージーンズは、長めの丈を選ぶのがポイント。サンダルやミュールを履く場合は注意が必要ですが、シューズの場合は余った裾が適度なクッション(シワ)を作ってくれて、センス良く見えます。若干、腰ばきすることを計算して、レングスを緻密に調整してください。こうした細部への計算がお洒落な印象をグッと高めてくれるのです。

さらに美しいクッションを意識するなら、ハーフ丈やアンクル丈といった、短めの丈のブーツもおすすめ。タイトなシルエットとのバランスも良く、スニーカーより男らしさや大人っぽさを醸し出してくれます。

スキニージーンズを穿いた下半身は自ずと、タテ長のシルエットになります。つまり、脚長効果もあるため、スタイル良く見せてくれる効果も。そんなラインを生かし、トップスもタイトかつショートなアイテムを選ぶと、かなり今季っぽい雰囲気が演出できます。

一方で、ルーズなトップスを合わせたい場合は、今夏のトレンドであるリゾートテイストを意識した着こなしにしましょう。リネン素材やエスニック風の刺繍、マリンカラーなど、海辺でのバカンスを想像できるようなアイテムを合わせればベター。クリーンで涼しげな印象を振り撒くことができます。


次のページでは、スキニージーンズの選び方について触れます。

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