今回はその動きの崩れのチェックとトレーニング方法を御紹介致します。ケガをしない体作りをしましょう!
柔軟性だけでは動かない
柔軟性が代償運動を抑えるために重要と 前回 の記事で御紹介致しましたが、柔軟性だけでは関節は動かせません。関節を動かすためには筋肉を収縮させる力=筋力も必用です。全身のバランスが崩れていなければ、走ることで必要な筋肉もバランス良くつくのですが、フォームの崩れや癖などで関節に負担をかける走りをしていれば、ケガにつながってしまいます。
骨盤が横に動くと重心もブレる
右の腰が持ち上がってしまうと、左脚の外側に体重が乗ってしまいます |
例えば、股関節についているハムストリングスを使って正しく足を後ろに蹴れないと、腰の筋肉である腰方形筋などを使って足を後ろに蹴ろうとします。腰方形筋は本来骨盤を引き上げたり、腰椎を反ったりする働きがあるので、後ろに蹴ると同時に骨盤が持ち上がってしまいます。(右の写真を参照してください。)
骨盤が持ち上がる事で、骨盤のほぼ中心にある重心点も必要以上に横にぶれてしまう事になり、効率の良い走りができなくなってしまいます。
膝や足首は捻じりが苦手
膝が内側に入った動作を長く続けるとケガにつながります |
このような痛みを伴った、不効率な走りを防止するために必要な下半身のバランスチェックとトレーニング方法を御紹介致します。
次のページで足首のバランスチェックとトレーニング方法を御紹介致します。