筋トレ・筋肉トレーニング/筋トレを始める前の基礎知識

体型チェックでカラダを知る・前編(2ページ目)

体型別に適したエクササイズ方法があります!あなたに合ったエクササイズを知るために、まずは体型チェックから始めましょう。

執筆者:柴田 明


ステップ3:体脂肪率をチェック

<体脂肪別体型表>
体脂肪表
体脂肪率別に体型を分類したデータです。できるだけ正確な数値を出すようにしてください(TANITA体重科学研究所より)
体脂肪率の正確な数値を知るポイントは以下の通りです。

・食後3時間以上経過してから測定する(食後は内臓に水分が集中するため、数値が高く出る)。
・汗をかいた直後に測定しない(発汗後は体水分量が減るため、数値が高く出る)。
・電極に当たる体の部位をよく拭いてから測定する(濡れていると数値が低く出る)。
・トレーニング後に測定しない(トレーニングした部位に水分が移動するため、測定誤差が出やすい)。

以上のことに注意して、体脂肪をより正確に測って、表に数値をあてはめてみてください。みなさんは、どの体型に当てはまりましたか?

ステップ4:ウエスト/ヒップ比で体型を分類する

<ウエスト/ヒップ表>
ウエスト&ヒップ比率表
ウエスト/ヒップ比での体型分類表です。男性に多いのはリンゴ型で、洋ナシ型は女性に多く見られます(日本心臓財団より)
さて、正確な体脂肪率が判明したところで、最近の研究では体脂肪率もさることながら、脂肪が蓄積している位置も重要と言われています。それが簡単に分かるのが「ウエスト/ヒップ比」です。

計算式は、ウエスト周囲長÷ヒップ周囲長です。
これを上のウエスト/ヒップ体型分類表にあてはめると、

・1.0以上:上半身肥満型(リンゴ型)男性に多い
・0.7以下:下半身肥満型(洋ナシ型)女性に多い

となります。腹部に脂肪が多い「リンゴ型」は、男性で体脂肪率が多い方に多く見られる体型です。その見た目からリンゴ型とも言われます。反対に下半身肥満は見た目から洋ナシ型とも言われています。リンゴ型タイプは皮下脂肪だけではなく、内臓の周りにも脂肪がついている場合が多く、見た目だけでなく、糖尿病、高血圧などの生活習慣病が発生しやすいことが分かっています。

BMIとウエスト/ヒップ比で知る体型分類法

リンゴ型
上半身肥満タイプは、リンゴのように全体的に丸みを帯びているので「リンゴ型」
前ページで計算したBMIとウエスト/ヒップ比で、おおよその体型分類ができます。BMI数値は、体重そものもで判断していますので、筋肉量が多い人でも高い数値が出てしまうし、ウエスト/ヒップ比だけでも体全体の脂肪量が分かりません。しかし、この2つの指標を組み合わせることで大体の体型が掴めるのです。

・BMI22未満・ウエスト/ヒップ比1.0以下=痩せ型
・BMI22~25・ウエスト/ヒップ比1.0以下=標準体型
・BMI22~25・ウエスト/ヒップ比1.0以上=隠れ肥満体型
・BMI25以上・ウエスト/ヒップ比1.0以下=筋肉質
・BMI25以上・ウエスト/ヒップ比1.0以上=肥満体型

これで、ご自身の体型が判別したと思います。次回は体型タイプ別にエクササイズのご案内をしますので、お楽しみに!


【関連リンク】
日本肥満学会
健康ネット
TANITA体重科学研究所
日本心臓財団
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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※個人の体質、また、誤った方法による実践に起因して体調不良を引き起こす場合があります。実践の際には、必ず自身の体質及び健康状態を十分に考慮し、正しい方法で行ってください。また、全ての方への有効性を保証するものではありません。

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