エクササイズの前にまず体型チェック!
このサイトをご覧になっている皆さんの中には、今の体型に満足していない方も多いのではないでしょうか。でも、客観的に自分がどの体型に当てはまるかご存知ですか? 実は体型によって効果的なエクササイズの種類が異なります。面倒かもしれませんが、理想の体型に近づくためにも、まずは体型チェックから始めましょう!筋肉をつけるための有酸素運動中心のトレーニング、痩せたいのにウエイトトレーニングが中心のプログラムなど、これらは決して間違いとは言えませんが、もっと効果的にエクササイズするために、実は体型別トレーニング方法がおすすめ。それでは体型チェックから始めましょう。
ここでは、4つのステップに分けてご説明します。
ステップ1:自分の身長から、標準体重を知る
<標準体重表> |
現在の体重と比べて、前後5kg以内がベストです。比較してみてどうでしたか?(健康ネットより) |
計算式は、身長(m)2×22=標準体重です。
例えば、身長170cmの場合、標準体重(1.7m×1.7)×22=63.6kgとなります。
現在の体重と比べて、前後5kg以内が理想と言えます。それ以上、それ以下の方は注意が必要です。特に10kg以上の方は、メタボリックシンドロームの可能性もあります。以降のステップ2~4で全て標準値を上回っていたら、早急にエクササイズを実践し、カラダを絞りましょう。
ステップ2:体格指数「BMI」を割り出す
BMIとは身長に対する体重の割合を求めたもので、自分の体重が標準的かどうかを判断する指標です。BMI=体重(kg)÷身長(m)2=BMIです。
例えば、身長170cm、体重70kg場合、70kg÷(1.7m×1.7m)=24となります。計算式で出た数値を参考に以下の表でご自分のBMIをチェックしてみてください。BMIは日本肥満学会でも確認できますので、基準に照らし合わせて自分の体型をチェックしましょう。BMIは18.5未満が痩せ型、25.0以上が肥満型と分類されます。数値が高いと肥満体型とみなします。
<BMI判定表> |
ご自分の体型はどのタイプでしたか? この後、体脂肪のデータをプラスして、より詳しい体型を導き出しましょう(日本肥満学会 BMI体型判断表より) |
BMIによって大まかに自分の体型を知ることができたのではないでしょうか。但し、この判定はあくまで身長と体重の関係から体型を見たものです。次は体脂肪そのものをターゲットにして、体型を判定しましょう。
体脂肪計は信用できない!?
BMIでは体重だけを体型分類の基準としているため、日頃から運動量が多く、筋肉量があり、体重が重い場合でも「肥満」に分類されてしまいます。そこで、体脂肪率が重要になります。体脂肪率は電気屋さんやフィットネスクラブにある簡易体脂肪計で簡単に測定できます。しかし、「体脂肪計は信用できない!」、「体脂肪を測ってもいつも違う結果が出る」など、そんな経験はありませんか? 市販の体脂肪計は、体脂肪を直接測定しているわけではなく、手足に弱い電気を流し、通す電気の強さを測定して、体脂肪率を推定する方法を採用しています。体を構成している要素で電気をよく通すのは、水分です。測定部位の水分が多いほど、体脂肪率が低いと測定される仕組みです。筋肉等の組織の約80%、脂肪の約20%には水分が含まれていますが、脂肪の方が水分は少なく、体脂肪計からの電気を強く流さないと体に通らないため、体脂肪率が高いと測定されます。
測定誤差が出てしまうのも体内の水分量と関係します。体内の水分量は、食事や汗、体調などで常に増減、移動するため、測る時のコンディションにより大きく数字が増減してしまい、いつも違う結果になってしまうのです。
次のページでは、測定結果を一定にするためのポイントをご紹介しましょう。