4.8リッターV8はファントム並みのボディを感じさせない

シボレーシルバラード
最高出力306ps/最大トルク414Nmを発生する4.8リッターV8エンジンを搭載。4ATが組み合わせられる

運転すると、知らぬ間にでかさなんて忘れてしまった。キャビンが小さめのトラックで長い荷台が見えないから、かも知れない。これが後ろに長さいっぱい分のシートと空気を積んだクルマ、たとえば同じ三井物産オートモーティブが輸入しているシボレーエクスプレス(8人乗りバン)あたりだと、ほとんどバスみたいなもんだから、やっぱりとてつもなくでっかいクルマに思えたことだろう。というか、エクスプレスまで輸入し始めていたなんて!!

だからだろうか。意外に乗りやすい。自然と笑みが浮かぶ。細かいことを気にする前に、本当に根っからノー天気というか、乗り手を明るく朗らかにさせてくれる。同じフルサイズSUTのフォードF150と並んで、アメリカで一番売れるという話も、分かるような気がする。そんなクルマ、なかなかない。

幅の広さだけは、異常に横長なダッシュボードの存在で常に気にすることになる。隣に人を載せれば、さらに広く感じる。かなり向こうに座っているからだ。

それほど大きさを感じない他の理由に、必要十分なパワーが供給されていることも挙げていい。とっても扱いやすく頼りがいのある力持ち加減で、不安も不満もないから必要以上に大きく感じないのだと思う。

細かな評価をすることがばからしいくらいに、陽気なアメ車。それでいて、マジメに振り返ってみれば、決してクルマとしてネガティヴではない。むしろ、よくできているなあと思える。そういうマジメな造りがGMの底力であり、日本メーカーにとっては脅威だと思う。GMには、本当にいいクルマが多い。これもまた、意外かも知れないけれど。

シボレーシルバラード
過酷な環境下での使用も考慮し、手袋をはめたままでも操作できるようにドアノブや各種スイッチ類は大きめのサイズが用いられた。運転席&助手席エアバッグのほか、サイドカーテンエアバッグなども標準装備

シボレーシルバラード
170度まで開く観音開きのリアアクセスドアを採用

シボレーシルバラード
後部には約1720リッターの容量をもつ大きなベッド(荷台)を備える
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