グランドツーリングは人生に良く似ている
宮崎県庁舎前。近世ゴシック様式の本館は昭和7年に建築された |
午後1時。宮崎県庁前にて。東国原知事、がんばって欲しいですねえ。橋下府知事、石原都知事、みんなよって地方分権を進めて欲しいもん。そして、クラシックカー免税、っと。そこかいな、オチは。
今回の目的地は、川上さんの趣味の家。こっそり紹介しておこう。 居間に入るとズラリと並ぶミニカーたち。何時間眺めていても飽きない。クルマ好きには天国のような空間です。一部をご覧ください。
だいたいテーマ別に展示されているから、見ていて飽きない仕組み |
乗って来たパゴダをはじめ、M・ベンツのコレクションはもちろん、最も充実している |
ベンツ以外では、国家元首用のリムジンコレクションが凄い!こういうのこそ、ミニカーで集めると面白いよね~ |
午後、県庁前を経由して、市内から日南方向に向かって海岸沿いにある“野島食堂”に向かう。大好物の伊勢エビ定食を戴くためだ。
野島食堂の伊勢エビ料理 |
活き造りの頭を使ったみそ汁 |
一年半前に来て、大ファンになった。刺身はもちろん、みそ汁が最高!ジャイアンツの選手も多数訪れている。
宮崎県の伊勢エビってイマイチ有名じゃないけれど、ホント、旨いですよ。9月からが季節。
野島食堂にて |
宮崎にいったら、県庁マンゴー地鶏焼酎だけじゃなく、伊勢エビもよろしく。
そして、午後5時。飛行機で帰京する。19時間かけて走った距離を、乗ればたったの1時間半。1400キロに及んだグランドツーリングを、ほとんど幻、夢うつつのように感じさせる。
いや、本当にボクは宮崎まで走っていったのだろうか。確かに川上さんとともに、あの人たちと出会い、あの酒と肴を愉しみ、あのクルマと一身一体になった。充実感たるや、これまでにいくつもない経験だ。
けれども、まだ走り足りないような、もう一度走りたいような、 もっと走っていたいような、欲のようなものがわきあがってくる。 頑張れば頑張るほど前に進みたくなる、そんな人生に良く似ている。
羽田から京成に乗り換えたとき、そう思わせる軽やかな精神とやっぱりハンドルを握っていたいという欲求が、心地よい疲労とともにボクの背中に降り立った。