世界初の意地が生んだエクステリアデザイン
ボディサイズは先代(307CC)と比べ全長+75/全幅+60/全高-5mmとなる、全長4455×全幅1820×全高1430mm。テールランプにはLEDを採用 |
2分割の電動メタルルーフを採用、約20秒で開閉できる |
プジョーチームは、そんなこと百も承知なんだと思う。なにせ、もういっこ小さいモデルにもCCがある。206にも用意していたし、世界最初のCCはプジョーの手になるものだった。
その意地、かもしれない。どうしようもないリアセクションのデザインを、逆に利用した。フロントからルーフにかけて大きく一塊でラインを立ち上がらせて、そちらにまず目がいくように仕向けている。いきおい、観察者はノーズからルーフ後端までの強烈な印象をもったままリアを眺め、そこで一息つくと、今度はちょっとレーシングカーっぽいリアバンパーデザインに目を奪われてしまうという寸法だ。
うまい。
4座のCCを格好よくみせるって、ホント、難しいと思う。308CCはひとつの方法を教えてくれた。もちろん、最近のプジョー顔だからこそできた手法ではあるけれど。
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