クローズドではいい意味で“フツー”な走り
クーパーSには直噴ツインスクロールターボの1.6リッターエンジンを搭載。最高出力175ps/最大トルク240Nmを発生する |
もちろん、スタッドレスタイヤである。そのせいもあってか、乗り心地は旧型コンバーチブルはもちろん、現行ミニよりもいい。ゴーカートフィールが薄まった現行型だが、それ以上に、いい意味で“フツー”に走ってくれる。ソフトトップのオープンカーで、特に小さいモデルではクローズド時に不快なきしみ音が出たりするものだが、それもない。いたって快適。助手席に乗っていてもそう感じる。オープンカーであることを忘れてしまいそう。
試乗車はクーパーSベースだったので、パフォーマンスは十二分だ。もっとも、フルスロットルしてのガンガン走りは試せない。動き始めのトルクのノリや、ウェット路面での中間加速などで、不満を感じることはまるでなかった。
後方視界が劇的に良くなっている。旧型では太いロールバーが邪魔をして、ただでさえ狭いリアウィンドウからの視界を妨げていたものだが、今回は新しい構造の格納式ロールオーバーバーを採用している。
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