オートサロンで登場したアバルト
アバルトブースでは、アバルトの国内販売等についての会見が行われた |
“改造車の祭典”、オートサロンが今年も幕張メッセで開催された。毎度おなじみの大改造車祭が華々しく展開されたわけだが、今回から新たにインポートオートサロンが設けられ、輸入車ベースの改造車が一同に介して、改造車祭の盛り上げに一役かっていた。
昨今のオートサロンにはメーカーもこぞって参加しており、クルマ好きマーケットを重点的に狙った展示が繰り広げられている。輸入車でも今回のインポートオートサロンを機に新型車を発表するインポーターも現れた。フィアットジャパンだ。
'09年春に国内でも販売される予定のアバルト500 |
インポートオートサロンで正式発表されたのは、アバルト。まずはグランデプントアバルトを2月から導入し、春には待望の500アバルトを上陸させるという。クルマに関する情報は過去の記事を参考にしてほしいが、今回発表されたニュースで注目すべきは、日本のディーラー体制と価格だろう。
うわさされていたとおり、都市部にアバルト専用ディーラーを置くことになった。まずはニーズが多いであろう、4大都市、東京、名古屋、大阪、福岡の4拠点で、それぞれチェッカーモータース、ホワイトハウス、八光自動車工業、バージョングループが運営法人となる。それぞれの販売ディーラーにはアバルトワークショップも併設されるようだ。ワークショップではメンテナンスや修理のほか、SS(エッセエッセ)キットの装着などが行われる。もちろん、販売ディーラーは今後全国10店舗規模にまで拡大される予定だ。
'09年2月から販売されるアバルトグランデプント |
グランデプントアバルトの価格も発表された。税込み車両本体価格270万円は、そのポテンシャルの高さや充実した装備と、ベースモデル・グランデプントの最上級グレードが233万円であることを考えあわせれば、かなりがんばった設定だと思う。
この価格が意味するところは、グラプンアバルトだけにとどまらない。当然、500アバルトは車格的に言ってグラプンアバルトの下にくるはず。現在、フィアット500の最上級グレードが250万円だから、アバルトはその間に入らざるを得ない?円高の今、ベースモデルの価格改定も含めて、注目しておきたい。
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